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2007年7月11日 (水曜日)

本「快楽なくして何が人生」

    幻冬舎新書011、団鬼六

         ※

 稀代のSM作家、団鬼六が

語りおろした半生伝。

 この人も、もう75歳になるが、

末期の腎不全を患っているうえ、

その前に脳梗塞の発作を2回、

起こして、体中にガタがきているという。

 人生を振り返り、

「自分は果たして心から

快楽を得たことがあったか」

と自省したのが、

本書を出すきっかけに

なったようだ。

 

 腎不全で入院中に病院を抜け出し、

銀座のクラブで「アーッ、コリャ、コリャ」

とやっていたところを、

主治医と遭遇し、今後の治療を拒否されるなど

無頼、放蕩の

やりたい放題のルーツは

父親にあるようだ。

 「おまえも、相場師の子孫としての

自覚を持て。サラリーマンになるなどと

情けないことをいうな」と鬼六に説教

するような父親だった。

 鬼六全盛期は良い時代だった。

今の世に鬼六のような無頼派は

もう出ないだろう。

 「ただ遊べ、帰らぬ道は誰も同じ、

柳は緑、花は紅ーー」

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コメント

 団さんの小説は読んだことはないけれど、とてつもない怪人のようですね。

投稿: ツバメ | 2007年7月11日 (水曜日) 15時05分

>ツバメさま
 この本は団鬼六の怪人ぶりが浮き彫りになっています。

投稿: 富久亭 | 2007年7月12日 (木曜日) 07時19分

トラバありがとうございました。多謝です。

投稿: Emonem | 2009年2月16日 (月曜日) 09時55分

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