本「若者はなぜ3年で辞めるのか?」
光文社新書270、城繁幸
※
著者の主張は明確だ。
中高年の既得権益を守っている
年功序列制度のせいで、
若者が正規労働者として就職できなかったり、
賃金を低く抑えられたりしている。
このシステムは、
経済のパイが成長している時代は
ある程度うまく機能したが、
バブル崩壊後、破綻してしまった。
だから、経営者、労組一丸となって
死守している、
この既得権益を打ち破らなければ、
企業の発展も、日本経済の成長も
ありえないーーというものだ。
確かに、今の若者が数年で会社を辞めるのを、
「忍耐が足りない」といって責めるのは、
筋違いかもしれない。
フリーターが増加したのも、
古いシステムに固執しているのが一因だろう。
しかし、旧システムを変えるには
莫大なエネルギーと長い時間が必要だ。
新旧世代が交代していくのに合わせ、
日本的システムもじわじわと
変っていくしかないのかもしれない。
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コメント
私も以前の仕事を、2年半や3年でやめてしまった輩です。
今の仕事は約20年近く続いてますが、結婚したり、子供が出来たりで辞めるわけにはいかない状況に、ドンドンなっていったというのも要因だと思います。
自分でも、まさかココまで続くとは思ってませんでしたから。(;^_^A
投稿: クモ男 | 2007年7月14日 (土曜日) 22時59分
>クモ男さま
一つの仕事を20年も続けるのは
大変なことですよね。
家族がいるというのは
確かに仕事を続けるモチベーションに
なるとおもいます。
投稿: 富久亭 | 2007年7月15日 (日曜日) 09時15分
中高年の既得権で若者がフリーター化するというのは玄田先生が最初に書いていたのではなかったでしたっけ~。いずれにせよ、20年近く勤めた我々は・・・えらいってことじゃなく既得権益の側にいるってことですか。わたしは辞めてフリーター化しましたが、世間的には「主婦」という逃げ道があるからね。。。
投稿: ももちやん | 2007年7月16日 (月曜日) 01時47分
>ももちやん
玄田さんの本というのは未読です。
我々も「既得権」側の抵抗勢力になりつつあるのでしょうか。
投稿: 富久亭 | 2007年7月16日 (月曜日) 15時09分