日本語を教えるための文法 1
外国人に日本語を教えるのは
想像するよりはるかに難しい。
まず、文法からして、
中学校で習った国文法とは
違った独特の体系の
「日本語を教えるための文法」がある。
それはこんな具合だ。
※
国文法で、形容詞、形容動詞といっていたものを、
「日本語を教えるための文法」では、
「イ形容詞」と「ナ形容詞」に分ける。
きびしい、きたない、新しいなど
語尾が「い」で終わるのが「イ形容詞」だ。
それに対して、
便利、快適、まっ青などは
国文法の常識では名詞とされるが、
これらは「な」を語尾に付ければ
名詞を形容するので
「ナ形容詞」と呼ぶ。
注意が必要なのは、
「きれい」という単語。
いで終わっているから「イ形容詞」に見えるが、
「きれいな」と語尾になをつけると
名詞を修飾するので
「ナ形容詞」だ。
外国人の典型的な間違いに
「きたないな川ですね」
というのがあるが、これは
「イ形容詞」と「ナ形容詞」とを混同しているからだ。
名詞と「ナ形容詞」との違いはどうか。
特急、病気、究極、グリーン、ホット、ブルー
などは名詞。
静か、元気、有名、無名
などは「ナ形容詞」になる。
このように日本語を教えるための
独特の文法があるのだ。
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コメント
富久亭さんって、日本語を教えられている方なんですか?
当然ですが、「ナ形容詞」とか「イ形容詞」なんて普段考えないので、ちょっと面白い話題でした。
話しは違いますが「富久亭」さんって、なんて読むんですか?
投稿 クモ男 | 2007年7月15日 (日曜日) 午後 06時29分
>クモ男さま
日本語は教えていませんが、
最近、日本語教育に興味を持ち始めました。
「富久亭」は「とみひさてい」と読みます。
永井荷風の「断腸亭日乗」にあやかって、
「富久亭日乗」というブログ名にしました。
投稿 富久亭 | 2007年7月15日 (日曜日) 午後 08時00分