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2007年7月28日 (土曜日)

本「サイバージャーナリズム論」

 ソフトバンク新書044、歌川令三、湯川鶴章、佐々木俊尚、森健、スポンタ中村

                                               ※

1  新聞ビジネス崩壊の予兆―「電子」がもたらす「紙」新聞の衰退
2  「プロの記事」はブログより価値があるか?―9・11の草の根ジャーナリズム
3  テレビ局をめぐる大いなる幻想―「ネットと放送の融合」の語られざる核心
4  グーグルにあらずんば情報にあらず―WWWを駆け巡る検索エンジン
5 ウェブがもたらす「偏向」と「格差」―「ハブ」と「べき法則」のリテラシー
6  メディアとはコミュニティーである―マイスペース、ユーチューブ、そしてセカンドライフ
7 誰もがジャーナリストになれる?―ジャーナリズムの進化論的変革を語る
8 「ネット」はいいこと尽くめではない―サイバージャーナリズムの虚実
9  「知」の共同体とジャーナリズムの「それから」―公文俊平氏との対話

                      ※

 「ウェブ2・0」の時代に既存の新聞、テレビはどうなるのか?

 確かに、今のままの形で、新聞、テレビが今後も存続する

ことは難しそうだ。

 本書では、新聞の未来について、

①「紙」から「電子」メディアへの主役の交代が起こる

②2つのメディアが相互進化する

③「電子」は「紙」のサブシステムにとどまる

のうち、どのようになるのか結論は示していない。

 しかし、 

・米国では、新聞の経営の軸足を「紙」から「電子」へ

 移しているが、日本では、それが難しい理由

・テレビ局が導入しようとしている「サイバー型放送」の落とし穴

・ネットは「低度情報化社会」か

・日本でケーブルテレビが発達しなかった理由

・プロの記事vsブログ

・グーグルの問題点

など、バックボーンの異なる5人の共著が、

多岐にわたる話題を網羅しており、

今の時点でのジャーナリズムとインターネット

に関わる問題を整理するのにうってつけだ。

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コメント

お読みいただけたようでありがとうございます。

なかなか、あの著作では私は指摘しきれなかったのですが、問題は、紙かディスプレイかではなく、パッケージされているか。そうでないか。ということ。つまり、永遠のベータ版性を既存のメディアたちが認めることができるかどうかということです。

インターネットによって、口コミがネットによって可視化されたことにより、メディアの重要度が相対的に低減したこと。それがいま起きていることです。

グーグルは、単独なクローズドアルゴリズムの専横であり、その覇権も思ったよりも短いと、私は思っています。

ありがとうございました。

投稿: スポンタ中村 | 2007年7月28日 (土曜日) 13時29分

>スポンタ中村さま
 ブログにコメントどうもありがとうございました。
個性も考え方も異なる5人の意見、大変参考になりました。

 中村様の発言はこれからも注視していきます。
ご活躍をお祈りいたします。

投稿: 富久亭 | 2007年7月28日 (土曜日) 20時38分

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