« 2軒の「隨園別館」、または新丸ビル価格 | トップページ | 休みの日は「スイーツブッフェ」 »

2007年7月 6日 (金曜日)

本「アメリカ映画の大教科書 上・下」

 新潮選書、井上一馬

     ※

 ハリウッド100年余の歴史を上下2冊に

凝縮した本。

これさえ持っていればアメリカ映画の歴史に

関しては、他の本はいらないのではないか。

1890年代の映画の誕生から

「映画の父」グリフィスの時代

大恐慌と映画会社の再編、

グレタ・カルボやゲーリー・クーパーの生涯、

西部劇、ギャング映画の興隆、

大物プロデューサー、セルズニックの果たした役割、

ミュージカル映画の1950年代、

までハリウッド映画の歴史が、

作品、俳優にまつわる

豊富なエピソードを通して

理解できる。

 難を言えば、

1950年代までにページを割きすぎたためか、

1960年代以降現代までの記述がややもの足りない。

評論家の川本三郎さんが

「ハリウッドの黄金時代に遅れてきた若い世代が、

こういう正攻法の映画史の本を書き上げるとは意外で、

うれしい驚きだ」と賛辞を寄せているが、

まさにその通りだ。

 座右の1冊(2冊ではあるが)にしたい本だ。

|

« 2軒の「隨園別館」、または新丸ビル価格 | トップページ | 休みの日は「スイーツブッフェ」 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

アメリカ映画といえば、1950年代の西部劇やミュージカル映画。
1980年代のSF映画を思い浮かべます。
最近は、日本映画も元気なんで、どちらかと言えばアメリカ映画は以前ほど勢い無い感じですね。

最近ちょと気になるのは「ダイハード4.0」です。

投稿: クモ男 | 2007年7月 6日 (金曜日) 22時38分

>クモ男さま。
 確かに、アメリカ映画はCGに頼りすぎている感がします。
アジアの映画に面白いものがあると思います。

投稿: 富久亭 | 2007年7月 7日 (土曜日) 07時25分

和田誠さんが「シネマ今昔問答」でこの本についてコメントしています。P.222です。是非ご覧下さい。

投稿: dai626ku | 2012年2月15日 (水曜日) 22時58分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/215034/15652266

この記事へのトラックバック一覧です: 本「アメリカ映画の大教科書 上・下」:

« 2軒の「隨園別館」、または新丸ビル価格 | トップページ | 休みの日は「スイーツブッフェ」 »