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2007年8月10日 (金曜日)

本「狂った裁判官」

  幻冬舎新書025、井上薫

        ※
1 裁判官の自己保身
2 裁判官の脅し
3 裁判官のサービス業化
4 間違いを犯し続ける裁判官
5 裁判官の人権
6 裁判官の独立
7 裁判員制度の嘘
        ※
1年ほど前、横浜地裁の判事が
「判決文に書く判決理由が短い」という珍妙な理由で、
退官を余儀なくされた騒ぎがあった。
 その退官した判事がこの本の筆者である。
 小生は、法律に明るくないので、
判決理由を満たす要件は何か、
また、判決理由が短いことで再任拒否
することが妥当かどうか、判断はできない。
 しかし、この東大理学部卒の異色の元判事は
なかなかに偏屈親父、じゃなくて「信念の人」のようである。
 本書は、当然、筆者が退職に至った経緯にも
ページを割いているが、
・裁判官は「判決」よりも「和解」を望む
・声の大きい当事者に有利な判決を下しがち
・被告、原告などからの「クレーム」を極端に気にする
など裁判官の実態に触れていて、
面白い。
 しかし、帯にある「法の番人による驚愕の
犯罪」はさすがにオーバーだろう。
 ともあれ、1日平均2件のペースで
案件を処理しなければならない、
全国規模の転勤がある、
海外旅行にも裁判所長の許可が必要、
など裁判官も楽ではないようである。
   

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狂った裁判官井上 薫著幻冬舎 (2007.3)756 評価:☆  日本の司法はヘンだ。  たとえば少年犯罪で我が子を殺された遺族が、裁判所に遺影を持ち込もうとして裁判官から罵声を浴びる、そんな国は世界中を探しても日本以外に... [続きを読む]

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