日本語を教えるための文法 2
日本語を学ぶ外国人にとって、
難しいことの一つは助詞の使い方だろう。
「空地にゴミを捨てた」
「空地でゴミを捨てた」
この2つの文のニュアンスの違いは
日本語のネイティブならわかる。
あるいは、
「先生と話した」
「先生に話した」
前者は、双方向のニュアンスが
含まれているのがわかるだろう。
□
「8月に山に登った」とはいうのに、
「きのうに山に登った」とは言わない。
「2007年」「8月」「7時」「江戸時代」には
「に」をつけるが、
「きのう」「あした」「来年」「今」には
「に」をつけない。
生まれた時から日本語を話していれば、
「に」をつけるかつけないか、迷ったりしないが、
外国人が外国語として日本語を学ぶ際には、
理屈で理解しなければならない。
「に」をつけるのは、
「話をする時点を基準にしない絶対的な時を表す言葉(例・8月)のあと」、
「に」をつけないのは、
「話をする時点を基準にした相対的な時を表す言葉(例・きのう)のあと」だ。
□
助詞は、かように難しい。
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コメント
はい、助詞とカタカナは学生たちの最も苦手とするところです。
特に初級の学生たちは、その「は」とか「が」とか「を」「に」「で」「と」「の」って何なんだ?と呆れたりします。
ちゃんと理由つけて答えなくちゃいけないのが大変。
投稿 dragonfly | 2007年9月13日 (木曜日) 午後 11時18分
>dragonflyさま
コメントありがとうございます。
日本語の先生をなさっているのですね。
これからもいろいろ教えてください。
投稿 富久亭 | 2007年9月14日 (金曜日) 午前 07時12分
ご無沙汰しています。私もアメリカ人に教える時にさんざん苦労しました。とはいえ、私は上級者相手でその辺のことは理解してくれていたので随分楽だったんですけれどね。納得いかないこともあるらしいですよ、外国人には。
投稿 ちろ | 2007年11月23日 (金曜日) 午後 01時52分
>ちろ様
お久しぶりです!
仕事や育児にお忙しいと思いますが、
お元気ですか。
外国人は単語そのものは比較的簡単に覚えられるよう
ですが、微妙なニュアンスは難しいようです。
ところで、ちろさんはブログを再開する計画は
ないのですか?
投稿 富久亭 | 2007年11月23日 (金曜日) 午後 10時31分