« 今井信子さんとヴィオラ | トップページ | 折れたポール »

2007年8月14日 (火曜日)

映画「プロヴァンスの贈りもの」(2006年、米)

      ★★★★☆ 

 SF映画の名作「エイリアン」(1979年、米)、

「ブレードランナー」(1982年、米)の監督、

リドリー・スコットが「グラディエーター」(2000年、米)で

主役に使ったラッセル・クロウとコンビを組んだ。

 本作で、恋愛映画も十分うまい監督であることがわかった。

 原題は「a good year」。

 原作者のピーター・メイルとスコットは旧知の仲だそうで、

本作が実現した。

 ロンドンの敏腕トレーダーが、

昔一緒に過ごした叔父の死で、

南仏プロヴァンスのワイン畑を相続する。

金にしか興味がなくかってしまった主人公は

ワイン畑を売却しようとするが、

現地の女性と知り合い、

仕事を辞めて、プロヴァンスに移り住む決意をする、

という話。あらすじだけ追うと、

平凡な恋愛映画にすぎないが、

様々な場面にちりばめられた

登場人物のセリフがいい。

 叔父が少年の甥を諭して言うセリフ。

「勝利から学ぶことは何もない。

負けから知恵を学ぶのだ。最悪なのは、

負け続けることだ」

 そのほか要所要所で

渋いセリフを聞かせてくれる。

 俳優陣も素晴らしい。

眼鏡をかけた知性派の優男役が、

ラッセル・クロウに案外似合っていた。

叔父さんの隠し子役のアビー・コーニッシュ

も好演していた。

 キャメラワークも美しい。

プロヴァンスの柔らかい日差しが

うまく表現されていた。

 それにしても、プロヴァンスには

あんなにもサソリがいるものなのか。

 「新宿ガーデンシネマ」で見たのだが、

女性向きの映画ながら、

単身で見に来ているおっさん、じいさんも

多かった。

 「やるな、じいさん」と思った。

        ※

[監][脚]リドリー・スコット

[原]ピーター・メイル

[脚]マーク・クライン

 [出]ラッセル・クロウ、マリオン・コティヤール、

  アルバート・フィニー、フレディ・ハイモア

[上映時間] 118分

|

« 今井信子さんとヴィオラ | トップページ | 折れたポール »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。はじめまして。
さて、「プロヴァンスの贈りもの」。
大作ではないですが、映像はきれいだし、ヘンリーおじさんから学ぶべき点は多かったし、気持ちがいい映画でした。

投稿: moonshiner | 2007年8月16日 (木曜日) 00時42分

>moonshinerさま
 同感です。
見終わってから、すがすがしい気持ちがする映画は、良いものですね。
 夏の暑さを一瞬忘れました。

投稿: 富久亭 | 2007年8月16日 (木曜日) 07時12分

 この映画、とても好きです。
「負けか学ぶ」、いい場面でしたね。
サソリは私もびっくりしました。ラベンダーが効くというのもビックリでした。

投稿: りょーこ♪ | 2007年8月22日 (水曜日) 08時16分

今晩は、はじめまして。

私、がっかりでしたよ、この映画。
思っていたのと違ったな。
ラッセル・クロウがいまいち合わないし、
車もちょっとね

残念です。
初めてなのにすいません。

投稿: rock-c | 2007年8月22日 (水曜日) 19時57分

>りょーこ♪さま
 プロヴァンスも、サソリさえいなければ
住み心地はよさそうですね。

 >rock-cさま
 確かに原作とはちょっと(大分?)違いますね。その辺が、「思っていたのと違った」のでしょうか。

投稿: 富久亭 | 2007年8月22日 (水曜日) 22時13分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/215034/16098651

この記事へのトラックバック一覧です: 映画「プロヴァンスの贈りもの」(2006年、米):

» 「プロヴァンスの贈りもの」感想  [ポコアポコヤ 映画倉庫]
1989年出版され、人気を博したピーター・メイルの「南仏プロヴァンスの12か月」から、もう早くも20年弱、何故に今この本のイメージの映画を作るに至ったのかな?と不思議ですが、実は私も20年ほど前、南仏プロバンスを一人... [続きを読む]

受信: 2007年8月15日 (水曜日) 21時04分

» 『プロヴァンスの贈りもの』 試写会 [paris*je t'aime]
『プロヴァンスの贈りもの』の試写会@中野サンプラザ に行ってきました。 亡くなったおじの遺産を整理するべくフランス、 プロヴァンスに向かった主人公。プロヴァンスを舞台に なじみの夫妻、おじの隠し子、恋人となる女性、 ロンドンでの仕事なとなど交えながら話が展開していきます。 この映画の魅力はやはりプロヴァンスの自然。 単調な映画化と思っていたら、テンポもよくて 笑いもあって全然あきませんでした。 マリオン・コティアールが好きなのでもっともっと 登場してもらいたかったなぁ。 ... [続きを読む]

受信: 2007年8月15日 (水曜日) 21時20分

» 「プロヴァンスの贈りもの」 [みんなシネマいいのに!]
 あの「ブラック・レイン」や「ブレード・ランナー」でお馴染みリドリー・スコット [続きを読む]

受信: 2007年8月15日 (水曜日) 21時31分

» 「プロヴァンスの贈りもの」(2006・米) [雑記帳(ほぼ映画感想、ときどき舞台レビュー)]
お盆休みに入りました。本日は少々外出を。 が、外は暑い~~!! 真っ昼間に外を歩くと容赦なく太陽が照りつけます。 これはクーラーの効いている所に行かないと! という事で、涼みがてら「プロヴァンスの贈りもの」を観てきました。 なんだかこのタイトルって...... [続きを読む]

受信: 2007年8月15日 (水曜日) 21時51分

» ★ 『プロヴァンスの贈りもの』 [映画の感想文日記]
2006年。Fox2000/ScottFree. A GOOD YEAR. リドリー・スコット監督。  シネコンで『西遊記』と並んで、最もしつこく予告編の宣伝がなされていて、よほど興行収入に不安があるのだろうと思っていたら、欧米で... [続きを読む]

受信: 2007年8月15日 (水曜日) 22時46分

» プロヴァンスの贈りもの [pinkopaque/weblog]
プロヴァンスの贈りもの/A GOOD YEARA RIDLEY SCOTT F [続きを読む]

受信: 2007年8月15日 (水曜日) 22時50分

» プロヴァンスの贈りもの A GOOD YEAR [シネマログ  映画レビュー・クチコミ 映画レビュー]
人生に必要なのは、休暇とワインと恋と美しい土地ときに強引な手段で株式市場を翻弄する英国のやり手トレーダーが、南フランスのプロヴァンス地方で亡くなった叔父のブドウ園とワイナリーの相続のために古いシャトーを訪れたことから始まるラブストーリー。南フランスを舞台にした20世紀FOX作品ということで、どんな作品になるかと思ったら、英語が80%くらい、フランス語が20%くらいでセリフを話す映画でした。ちょっとストーリーに無理がある感じ。プロヴァンスでの幼少期を英語を主に話して暮らして...... [続きを読む]

受信: 2007年8月15日 (水曜日) 23時34分

» 「プロヴァンスの贈りもの」 [ヨーロッパ映画を観よう!]
「A Good Year 」2006 USA 「グラディエイアー/2000」のリドリー・スコット&ラッセル・クロウが織りなす、南フランス、プロヴァンス舞台のラヴ・ロマンス。 上コンビのラヴ・ロマンスって??と躊躇しながら観に行ったが、コレが中々シャレたラヴ・コメディとなっている。ラッセル主演なので単なるラヴ・ストーリーではないと想像していたが、コメディ・タッチの素敵なヒューマン・ドラマでもある。 原作はピーター・メイルの小説“南仏プロヴァンスの12か月”。 マックスが出会う地元のレストラン経... [続きを読む]

受信: 2007年8月16日 (木曜日) 00時16分

» 映画「プロヴァンスの贈りもの」を試写室にて鑑賞。 [masalaの辛口映画館]
 6月中旬、角川試写室にて「プロヴァンスの贈りもの」を鑑賞した。 映画の話 陽光ふりそそぐプロヴァンス。豊饒なる土地から極上のワインが生まれるように、思いがけない休暇から、とびきりの恋が生まれた。イギリスのロンドンで超多忙な毎日を送るマックス。南仏プロ...... [続きを読む]

受信: 2007年8月16日 (木曜日) 00時31分

» プロヴァンスの贈りもの [IN MY OWN BACKYARD]
恵比寿ガーデンシネマで「プロヴァンスの贈りもの」を観て来ました。 監督:リドリ [続きを読む]

受信: 2007年8月16日 (木曜日) 00時37分

» プロヴァンスの贈りもの・・・・・評価額1500円 [ノラネコの呑んで観るシネマ]
恋とワインと人生と。 映画史に残る傑作、「グラディエーター」の監督・主演コンビによる久々の新作「プロヴァンスの贈りもの」は、前作とは打って変わった大人のロマンチックコメディ。 南仏プロヴァンスを舞台に、テンポの... [続きを読む]

受信: 2007年8月16日 (木曜日) 01時43分

» 『プロヴァンスの贈りもの』を観たよ。 [【待宵夜話】++徒然夢想++]
シェアブログminiに投稿 ※↑は〔ブログルポ〕へ投稿するために必要な表記です。  おとなのための「夏休み映画」。 『プロヴァンスの贈りもの』 "A GOOD YEAR" 2006年・アメリカ・111分 監督・製作:リドリー・ス... [続きを読む]

受信: 2007年8月16日 (木曜日) 04時50分

» プロヴァンスの贈りもの [映画] [mololog(モロログ) -映画レブーとかその他諸々]
★★★★★★☆☆☆☆ http://jp.franceguide.com/ho [続きを読む]

受信: 2007年8月16日 (木曜日) 07時30分

» 「 プロヴァンスの贈りもの /A GOOD YEAR (2007) 」 [MoonD.W.☆rikocchinの超天然ブログ]
【プロヴァンスの贈りもの(2007)】 8月4日(土)公開 監督 : リドリー・スコット 出演 : ラッセル・クロウ/アルバート・フィニー 他 原作 : ピーター・メイル 『プロヴァンスの贈りもの』(河出書房新社刊    ★★★(3点/5点満点)「 プロヴァンスの贈りもの /A GOOD YEAR (2007) 」 監督は、「グラディエーター (2000) 」、「キングダム・オブ・ヘブン (2005)」のリドリー・スコット。本作は、30年来の旧友の仲のピーター・メイルにリドリー・ス...... [続きを読む]

受信: 2007年8月16日 (木曜日) 12時11分

» 映画:プロヴァンスの贈りもの 試写会 [駒吉の日記]
プロヴァンスの贈りもの 試写会(新宿明治安田生命ホール) 「コメディと同じ、タイミングだ」 大手証券会社の共同経営者か、ワイナリーのオーナー(好みの美女付)か、どっちをとる? ラッセル・クロウ、どうにも好きになれない俳優さん。なのですがワインだし南仏だし... [続きを読む]

受信: 2007年8月16日 (木曜日) 13時26分

» プロヴァンスの贈りもの(A Good Year) 映画 [HAPPYに 行こう♪ −映画・音楽−]
(AmazonにDVDが無いのでサントラで代用[:イヒヒ:]) なんでこんなに暑いんだろう[:!?:] 映画でも見に行くしかないよなぁ[:たらーっ:] 再び若葉ウォーク内のシネプレックスわかばに行ってきました。今回もレミーのおいしいレストラン同様、CINEPLEXメンバーズカードのポイントで無料観賞です[:ウィンク:][:チョキ:][:チョキ:]  私の映画の評価は★★★★★(5) いや〜、この映画は良かった[:ポッ:] 落ち着いたテンポのHAPPYEND[:ぴかぴか:]で、気持ちよく... [続きを読む]

受信: 2007年8月22日 (水曜日) 07時54分

» プロヴァンスの贈りもの☆ラッセル・クロウ&リドリー・スコット [銅版画制作の日々]
 陽光ふりそそぐプロヴァンス。 思いがけない休暇から、とびきりの恋が生まれた。 すべてのひとを魅了する、この夏いちばんのロマンティック・ラブストーリー。 8月13日、MOVX京都にて鑑賞。「トランスフォーマー」鑑賞前日に観た作品です。「グラディエーター」でタッグを組んだ、リドリー・スコット監督とラッセル・クロウが再びタッグを組んだのが、ラブストーリー今までのイメージからがらっと変わったので、ちょっと驚きですね。ラッセル・クロウも肉体派って感じだったので、これもまたびっくり プ... [続きを読む]

受信: 2007年8月31日 (金曜日) 19時12分

» プロヴァンスの贈りもの [☆彡映画鑑賞日記☆彡]
 『運命の休暇をあなたに──。 最高の恋とワインを添えて。』  コチラの「プロヴァンスの贈りもの」は、ロハスの実践者ピーター・メイルの原作「南仏プロヴァンスの12ヶ月」を30年来の友人である「ハンニバル」のリドリー・スコット監督が映画化した8/4公開になるハー...... [続きを読む]

受信: 2007年9月 1日 (土曜日) 00時18分

» プロヴァンスの贈り物★★★☆+劇場111本目:プロヴァンスに住... [kaoritalyたる所以]
20日はお休みで、ランチ後に映画を観に行きました。思っていたよりコミカルで面白い映画でした。解説等はいつものYahoo!からコピペ。解説:ロンドンの敏腕ビジネスマンが、南フランスの地で人生を見つめ直す様を描いたヒューマンドラマ。巨匠リドリー・スコットが、30年...... [続きを読む]

受信: 2007年9月 1日 (土曜日) 00時58分

» プロヴァンスの贈りもの [映画雑記]
高校、大学の頃、今では廃刊になっているシティロードという映画情報誌での試写会や、 広告会社の試写会に定期的に招待され、良く試写会に行っていました。 この作品は、それ以来の試写会で、公開前に鑑賞しました。 シティロードっていう雑誌、知っている人少ないだろうな・・・ プロヴァンスの風景が非常に魅力的で、 きちんと英語とフランス語を使い分けていた点は、非常に好感は持てたのですが、 やっぱり、良くも悪くもアメリカ映画でした。 個人的には、原作のまったりとした感覚を大切にして欲しかったな・・... [続きを読む]

受信: 2007年9月 5日 (水曜日) 19時13分

« 今井信子さんとヴィオラ | トップページ | 折れたポール »