「北京バイオリン」終了
NHKのBS2で放映していた
連続ドラマ「北京バイオリン」が9月一杯で終了した。
以前にも書いたが、
チェン・カイコー監督の映画「北京ヴァイオリン」(2002年、中国)を、
24回のドラマにアレンジしたものだ。
大雑把なストーリーは映画版を踏襲しているものの、
映画版とはまったく別の作品といってもいい。
大体、主人公のシャオチュンが13歳の設定にしては
ふけすぎている。
映画版のシャオチュンに比べて、
バイオリンの腕もたいしたことはない。
なによりもドラマを奇怪なものにしているのは、
登場人物のキャラクターだ。
出てくる人物が全員エキセントリックで
常識では考えられない行動に出る。
シャオチュンは、バイオリンを止め、
歌手になるため韓国にダンス留学に行くとまで言い出す。
それじゃあ「北京バイオリン」にならないだろうが。
ドラマの最終回も、
父親と昔の恋人が再会する場面で終わる。
これは父と子の絆を描いた物語では
なかったのか。
中国という国は
「北京ヴァイオリン」という名作を生む一方、
「北京バイオリン」という珍作も生み出した。
奥が深い国である。
「北京バイオリン」は10月6日の夜
から総合テレビで再放送するそうである。
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コメント
そんなドラマがあったとはつゆ知らず。映画のほうは大好きなのですが、あの美しい映画をそんな感じに・・中国恐るべしだなー。深いっすね。老けた息子・・くくく(笑)北京バイオリン狂想曲ってところでしょうか。いっぺん見てみたいような気もします。
投稿: ぴぴ | 2007年10月 2日 (火曜日) 20時03分
>ぴぴ様
百聞は一見にしかず。今週の土曜日からNHKの
総合で再放送するそうなので、
ご覧になってください。
父親役は映画版と同じ俳優ですが、
印象が全然違いますよ。
投稿: 富久亭 | 2007年10月 2日 (火曜日) 21時41分
このドラマ、私もしっかり全話見ましたよ。
ジャン先生とか、オリジナルキャラのアフェイとかなかなかよかっただけに、最後が残念でした。あのまとめ方はないですよねー。リーリーさんなんてどこ行ったんだか。
でもクラシック音楽好きな人には、わりと楽しいドラマかもしれませんね。
投稿: ぴむ | 2007年10月 8日 (月曜日) 21時55分
>ぴむ様
オリジナルなキャラは
どれも個性的で面白かったですね。
そういえば、リーリーさん、
どうなったんでしょう。
気になりますね。
投稿: 富久亭 | 2007年10月 9日 (火曜日) 07時04分
「バイオリン」と「ヴァイオリン」の比較、たいへん興味深く読ませていただきました。映画版は近いうちに見るつもりですが・・・。
「バイオリン」の最終回には同じくがっかりしました。父子の絆で泣けませんでした。りーりーのお母さま&娘が唐突に出てきたところも苦しかったですし、フェイ兄さんは共感しがたいキャラでした。
想像するに― チェン・カイコーが芸術総監督といいつつ、実際はノータッチ。映画でりーりーを演じていた彼の妻が製作したのかも。
投稿: ゆかりん。 | 2007年10月 9日 (火曜日) 14時12分
ドラマがあると知ってはいたものの、まだ未見です。
映画と一緒なストーリーだと思ってたのですが、ちがうんですね。
投稿: re_re | 2007年10月 9日 (火曜日) 21時38分
>ゆかりん様
映画版、ぜひ見てください。
私も、チェン・カイコーは名義上の総監督だと思います。
チェン・カイコーは、テレビ版を見て、「しまった」と
思っているのでは。
>re re様
テレビ版は、映画版とはまったく違います。
「シベリア超特急」を見る感覚で、NHK総合の再放送
をご覧になるのも一興かと・・・
投稿: 富久亭 | 2007年10月 9日 (火曜日) 21時57分