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2007年10月27日 (土曜日)

本「文章のみがき方」

 (岩波新書1095、辰濃和男

まえがき
1 基本的なことを、いくつか
    毎日、書く・書き抜く・繰り返し読む・乱読を楽しむ・
    歩く・現場感覚をきたえる・小さな発見を重ねる・
2 さあ、書こう
    辞書を手元に置く・肩の力を抜く・書きたいことを書く・
    正直に飾りげなく書く・異質なものを結びつける・
    自慢話は書かない・わかりやすく書く・
    単純、簡素に書く・具体性を大切にして書く・
    正確に書く・ゆとりをもつ・抑える
3 推敲する
    書き直す・削る・紋切り型を避ける・
    いやな言葉は使わない・比喩の工夫をする・
    外来語の乱用を避ける・文末に気を配る・
    流れを大切にする
4 文章修行のために
    落語に学ぶ・土地の言葉を大切にする・
    感受性を深める・「概念」を壊す・
    動詞を中心にすえる・低い視線で書く・
    自分と向き合う・そっけなさを考える・
    思いの深さを大切にする・
    渾身の力で取り組む
      ※ 
 ハウツー本ではなく、
文章を書くときの佇まいを示した本である。
 「平明、正確、具体性、
独自性、抑制、品格」を、
いい文章の条件としてあげたうえで、
いい文章の一番の条件は
「これをこそ伝えたいという書き手の心の、
静かな炎のようなもの」だという。
 おそらく文章を上達させるためには、
第1章にある「基本的なこと」を
毎日地道に続けるほかはないのだ、
と思う。
 そういうことを改めて
思い起こさせてくれる本だ。
 各項の冒頭には、文章の達人の言葉が
抜き書きされている。
 例えば、「書き抜く」の項では、
鶴見俊輔さんが、他人の文章をノートに100冊以上
書き留めていることをあげ、
彼がそうしているのは
「紋切り型を避けるためである」
としている。
 達人でさえ、日々努力しているのである。
 (780円+税、2007年10月19日)

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