映画「パンズ・ラビリンス」(2006年、墨・西・米)
★★★★☆
スペインの内戦下、
14歳の少女が、妖精に導かれ3つの試練に挑戦する物語。
ただし予定調和的な子供向けファンタジーではない
(拷問のシーンなど残酷な場面があり、「PG-12」指定だ)。
原題は「El laberinto del fauno」、英題は「Pan's Labyrinth」。
「パン」はギリシャ神話の牧羊神。
物語は、少女が母親とともに、
スペイン独裁政権軍の要塞に向かうところから始まる。
そこには母親の再婚相手である
冷酷無比な大尉が待っている。
大尉は村人やレジスタンスの兵士を
容赦なく殺していく。
母親は大尉の子供を宿しており、
多感な少女は、そのことにやりきれなさを覚える。
そうした中、妖精や牧羊神が現れる。
少女は地下王国の王女だと牧羊神から知らされ、
王国に戻るには3つの試練を受けなければ
ならないと言い渡される。
しかし、最後の試練は少女にとって
絶対拒否しなければならないものだった。
地下王国は現実から逃れたい少女の幻想か、
それとも実在するのか。
果たして、少女は幸せになったのか、否か・・・
そうした余韻を持って映画は終わる。
ラストに流れる音楽も印象的だ。
実にいい映画だ。
世界各地の映画賞を多数
取っているのもうなずける。
今年本邦で公開された映画には
いい映画が多い。
※
[監][プ][脚]ギレルモ・デル・トロ
[プ]アルフォンソ・キュアロンほか
[出]セルジ・ロペス、マリベル・ベルドゥ、
イバナ・バケロ、ダグ・ジョーンズ
[上映時間] 119分
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» パンズ・ラビリンス 称号:良作 [映画細胞~CinemaCell]
1944年、スペイン。少女オフェリアは内戦で父を亡くし、母の再婚相手である大尉 [続きを読む]
受信: 2007年10月 9日 (火曜日) 午後 01時25分
» パンズ・ラビリンス [小部屋日記]
Laberinto del fauno, El/Pan's Labyrinth(2006/スペイン=メキシコ)【劇場公開】
監督:ギレルモ・デル・トロ
出演:イバナ・バケロ/セルジ・ロペス/マリベル・ベルドゥ/ダグ・ジョーンズ /アリアドナ・ヒル/アレックス・アングロ
だから少女は幻想の国で、永遠の幸せを探した。
異色といってもいいファンタジーとヒューマンドラマが合体した映画。
PG12、お子さま向きではないです。海外ではもっと年齢制限が高いとか。
目をそむけてしまうグロいシーンがバンバン出... [続きを読む]
受信: 2007年10月 9日 (火曜日) 午後 11時32分
» mini review 07076「パンズ・ラビリンス」★★★★★★★★☆☆ [サーカスな日々]
解説: 1944年のスペイン内戦下を舞台に現実と迷宮の狭間で3つの試練を乗り越える少女の成長を描くダーク・ファンタジー。『デビルズ・バックボーン』のギレルモ・デル・トロ監督がメガホンをとり、ファシズムという厳しい現実から逃れるため、架空の世界に入り込む少女を通じて人間性の本質に鋭く切り込む。イマジネーションあふれる壮大な視覚技術を駆使して生まれたクリーチャーや深く考察されたテーマに根ざした巧みな演出が衝撃的。 [ もっと詳しく ] (シネマトゥデイ)
原題
EL LABERINTO ... [続きを読む]
受信: 2007年10月10日 (水曜日) 午後 08時08分
» パンズ・ラビリンス [しぇんて的風来坊ブログ]
試みの面白さや意図は素晴らしいものがあるのに、今ひとつピンと来なかった。
舞台になるのはスペイン内戦直後のフランコの独裁恐怖政治の頃。ピカソの「ゲルニカ」の元になった内戦でもあり、その後の恐怖政治は典型的な独裁者による弾圧があった時代。
そんな時代だから、この映画も残虐な軍人とレジスタンスという構図がまずある。それで残虐描写がちょっときつい。
そのこの世から逃避するように本と幻想に明け暮れる少女。そして妖精や迷宮の世界に関わる冒険へと。
この少女が、どうも大人びているように見えてしまい、現実... [続きを読む]
受信: 2007年10月11日 (木曜日) 午後 10時38分
» 『パンズ・ラビリンス』:スペイン内戦の流血の記憶を辿る迷宮譚:Myムービーに掲載 [りゃんひさのMyBlog:映画レビューなど]
『パンズ・ラビリンス』のレビューを「スペイン内戦の流血の記憶を辿る迷宮譚」と題して、Myムービーに掲載しました。 [続きを読む]
受信: 2007年10月11日 (木曜日) 午後 11時02分
» 「パンズ・ラビリンス」 [ハピネス道]
今年のアカデミー賞を見ていたとき、
美術賞、メークアップ賞、そして撮影賞の3部門を受賞したこの作品のことは何も知りませんでした。
メキシコ、スペイン合作の異色のファンタジーがこんなにも高い評価を得たのは何故だろうかと、興味津々でした。
日本公開は10月ということで、随分待ちました。
観終わった印象としては、そのクオリティの高さに驚いたことと
神話的モチーフやストーリー展開に奥深いものを感じた…ということ。
あまりにも残酷なファンタジーなので子供向けではありません。
思春... [続きを読む]
受信: 2007年10月12日 (金曜日) 午前 05時36分
» 「パンズ・ラビリンス」 [或る日の出来事]
これから観ようと思っている方へ忠告。
少女が主役の可愛いファンタジーと思ってはいけません。圧倒的に残酷な戦争の現実を直視した、重い作品。
今年のアカデミー賞で、撮影・美術・メイクアップの各賞を受賞したことで、... [続きを読む]
受信: 2007年10月12日 (金曜日) 午前 08時27分
» 『パンズ・ラビリンス』 [Sweet* Days**]
監督:ギレルモ・デル・トロ CAST:イバナ・バケロ、セルジ・ロペス 他
アカデミー賞美術賞、メイクアップ賞、撮影賞 他受賞
1944年、内戦終結後も荒れるスペイン。父... [続きを読む]
受信: 2007年10月12日 (金曜日) 午前 08時30分
» パンズ・ラビリンス [心のままに映画の風景]
1944年のスペイン。
内戦終結後もフランコ政権の圧政に反発する人々がゲリラ闘争を繰り広げる山間部。
内戦で父を亡くした少女オフェリア(イバナ・バケロ)は、ゲリラの鎮圧にあたるビダル将軍(セルジ・ロペス)と再婚... [続きを読む]
受信: 2007年10月12日 (金曜日) 午前 09時10分
» パンズ・ラビリンス [描きたいアレコレ・やや甘口]
いい歳をして、まだそんな本を読んでいるオトナや、トラウマになろうとも、やっぱりコドモにも観てほしいエグいファンタジー。
少女オフェリアは、めったに笑顔を見せてくれない。
それ故、彼女の笑った顔は、心に残る.... [続きを読む]
受信: 2007年10月12日 (金曜日) 午前 10時52分
» パンズ・ラビリンス [Chocolate Tran9uilizer]
監督、脚本:ギレルモ・デル・トロ
出演:セルジ・ロペス、マリベル・ベルドゥ、ほか
最近よくあるファンタジー映画とはだいぶ趣の異なる作品でした。
少女の悪夢(=ファンタジー世界)1割、悪夢よりも酷い現実が9割くらいの構成。
ファンタジー世界はデーモニッシュな要素が強く、暗くて恐ろしい。
現実世界の少女の義父は残虐な悪魔的存在。
ファンタジー世界も現実世界も目を背けたくなるくらいグロテスクな場面があります。
現実世界では少女の目の前で残酷行為が繰り広げられることはあまりないのだけれど、
それでも... [続きを読む]
受信: 2007年10月12日 (金曜日) 午後 05時22分
» パンズ・ラビリンス [映画のメモ帳+α]
パンズ・ラビリンス(2006 メキシコ・スペイン・アメリカ)
原題 EL LABERINTO DEL FAUNO
監督 ギレルモ・デル・トロ
脚本 ギレルモ・デル・トロ
撮影 ギレルモ・ナヴァロ
音楽 ハビエル・ナバレテ
出演 イバナ・バケロ セルジ・ロペス マリベル・ベルドゥ
ダグ・ジョーンズ アリアドナ・ヒル
「人には誰でも物語が必要なんです」
あ... [続きを読む]
受信: 2007年10月12日 (金曜日) 午後 09時10分
» 「パンズ・ラビリンス」:表参道バス停付近の会話 [【映画がはねたら、都バスに乗って】]
{/hiyo_en2/}表参道とか原宿とかって、個性的なお店がいっぱいあるんだけど、どこに何があるのかよくわからないのよね。
{/kaeru_en4/}まったく、迷宮みたいな町だもんな、このあたりは。東京人でも、なんか、おのぼりさんになった気分になるぜ。
{/hiyo_en2/}迷宮、すなわちラビリンスよね。
{/kaeru_en4/}「パンズ・ラビリンス」なんていう映画もあったな。てっきり表参道みたいな迷宮の町でパン屋さんを探し求める話かと思ったぜ。
{/hiyo_en2/}まあ、このあたりじゃ... [続きを読む]
受信: 2007年10月12日 (金曜日) 午後 11時07分
» 映画「パンズ・ラビリンス」 [映画専用トラックバックセンター]
映画「パンズ・ラビリンス」に関するトラックバックを募集しています。 [続きを読む]
受信: 2007年10月13日 (土曜日) 午前 10時05分
» パンズ・ラビリンス [C note]
ずーっと前からむちゃくちゃ楽しみにしていたギレルモ・デル・トロ監督最新作『パン [続きを読む]
受信: 2007年10月13日 (土曜日) 午前 10時37分
» 「パンズ・ラビリンス」 [みんなシネマいいのに!]
1944年のスペイン、再婚した母に連れられて、レジスタンス掃討の指揮を取る冷 [続きを読む]
受信: 2007年10月13日 (土曜日) 午後 11時41分
» 供犠・王女 [MESCALINE DRIVE]
ギレルモ・デル・トロ監督作品「パンズ・ラビリンス」を観た。
本作は同じ監督作品「デビルズ・バックボーン」の時代背景に連なることから、同作の姉妹篇と云われているようだ。
私自身は「デビルズ・バックボーン」を観ていないので、それについて云々できないが、「ヘ...... [続きを読む]
受信: 2007年10月13日 (土曜日) 午後 11時51分
» パンズ・ラビリンス・・・・・評価額1750円 [ノラネコの呑んで観るシネマ]
うわぁ・・・想像していたのと全然違う。
予告編の印象から、ちょっとダークな「不思議な国のアリス」、あるいはアニメ好きの
ギレルモ・デル・トロならスペイン版の「千と千尋の神隠し」的な物を想像していた。
そして... [続きを読む]
受信: 2007年10月14日 (日曜日) 午後 11時44分
» 映画「パンズ・ラビリンス」 [茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~]
原題:Pan's Labyrinth
この映画でのPG-12の意味は、成人保護者同伴で小学生を映画館に連れて行って、是非観せてあげてくださいという意味に違いない・・教育指導的お伽噺・・
オフェリア(イバナ・バケロ)は、身重の母カルメン(アリアドナ・ヒル)に連れられ... [続きを読む]
受信: 2007年10月28日 (日曜日) 午後 02時22分
» ★「パンズ・ラビリンス」 [ひらりん的映画ブログ]
今週の週末レイトショウは、オスカー3部門受賞の話題作。
といっても、撮影賞・美術賞・メイクアップ賞ですが。
ともかく、予告編見る限りは、ダーークなファンタジーな感じがプンプン。... [続きを読む]
受信: 2007年11月 4日 (日曜日) 午前 03時23分



















コメント
こんばんは。またお邪魔してスミマセン。
私も観て参りました。
ラストは見解の別れるところだと思いましたが、私はあのラスト、現実ではないにせよ、少女に永久の幸せが訪れたと思いたいです。
本当にいい映画でしたね。私刑シーンには確かに目を覆いました・・・胸が苦しくなりました。でも、あの「痛み」をリアルに描いてこそ、少女の虚構へも逃避がより理解できたのかもしれませんね。
投稿 ぺろんぱ | 2007年10月 8日 (月曜日) 午後 08時18分
>べろんば様
観客に深く考えさせる、
余韻のあるいいラストだったと思います。
自分を勇ましいと常々思い、
立派に軍人として死ぬことを誇りとして
息子に伝えたかった大尉の望みが、
あっさり否定されたことに、
人生の機微を感じました。
投稿 富久亭 | 2007年10月 8日 (月曜日) 午後 08時35分
シュールなファンタジーに仕上がって二本映画を見た感じw。
投稿 大日如来 | 2007年10月12日 (金曜日) 午前 06時17分
まだ観てないんですよねぇ。
来週観る予定なんですけど。楽しみです!
投稿 miyo | 2007年10月12日 (金曜日) 午後 05時50分
>大日如来さま
本当に上質な映画を2本見た気分ですね。
>miyoさま
今年日本で公開されたハリウッド以外の洋画は秀作が多いです。楽しんでください。
投稿 富久亭 | 2007年10月12日 (金曜日) 午後 11時15分
こんばんは。
物語も映像も予想以上にすばらしいものでした。
宣伝からは美しいファンタジーものに見えますが、
それ以上に内容が深く驚きました。
投稿 ジョー | 2007年10月12日 (金曜日) 午後 11時46分
>ジョー様
深い映画ですね。スペイン映画はあまり見たことはないですが、
水準が高いのですね。
投稿 富久亭 | 2007年10月13日 (土曜日) 午後 05時17分
本当にいい作品でしたね。
5月に観たので生々しさを忘れてしましましたが、目を背ける場面が結構ありましたね。
投稿 ひとみ | 2007年10月14日 (日曜日) 午前 01時16分
>ひとみ様
ブログ拝見しました。
映画をたくさんご覧になって
いますね。
今後もよろしくお願いします。
投稿 富久亭 | 2007年10月14日 (日曜日) 午前 09時54分
この暗い音色の「子守唄」がとても印象に残りました。
迷宮への導きのひとつですね。
投稿 kimion20002000 | 2007年10月15日 (月曜日) 午前 02時53分
>kimion20002000様
コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、「子守唄」がとても印象的
でした。
投稿 富久亭 | 2007年10月15日 (月曜日) 午前 07時10分