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2007年10月 3日 (水曜日)

本「スタバではグランデを買え!」

 ダイヤモンド社、吉本佳生

         ※ 

      

はじめに 同じモノがちがう価格、ちがうモノが同じ価格

    1  ペットボトルのお茶はコンビニとスーパーのどちらで買うべきか?

      裁定と取引コストが価格差を縮めたり広げたりする

    2   テレビやデジカメの価格がだんだん安くなるのはなぜか?

      規模の経済性が家電製品の価格を下げる

    3  大ヒット映画のDVD価格がどんどん下がるのはなぜか?

      企業は、高くても買う消費者にはできるだけ高く売ろうとする

    4  携帯電話の料金はなぜ、やたらに複雑なのか?

      携帯電話会社はいろいろな方法で消費者を選別する

    5  スターバックスではどのサイズのコーヒーを買うべきか?

      取引コストの節約は、店と消費者の両方に利益をもたらす

    6   100円ショップの安さの秘密は何か?

      ときには、追加コストが価格を決める

    7  経済格差が、現実にはなかなか是正できないのはなぜか?

      所得よりも資産の格差のほうが大きな問題である

    8  子供の医療費の無料化は、本当に子育て支援になるか?

    安易に政府に頼る国民は、結局は大きなツケを負わされる

終章 身近な話題のケース・スタディ

付加価値に分解して考える

意外にも、日本が石油製品の輸出を増やしているのはなぜか?

 1 牛肉を、ステーキ店と焼肉屋のどちらで食べるか?

 2 家具の組み立てと運送は、どちらを先にすべきか?

 3 子供を持つ親が喜ぶサービスとは?

 4 携帯電話料金の話【Part 2】

 5 アジア製の安い邦楽CDは、本当に日本の音楽文化の敵だったのか?

おわりに 他人と同じだから得なこと、ちがうから得なこと

           ※

  著者の吉本佳生さんは、

豊富な例を使って、経済学的な思考法を

しろうとにも分かりやすく伝える名手である。

 表題にもなっているスタバの例では、

Sサイズの2倍の量が飲めるGサイズは、

Sサイズより100円高いだけだが、

店にとってはSサイズを売るよりGサイズを売った方が儲かる

仕組みを解き明かしている。

しかも、店だけでなく、客にとってもGサイズ

を注文した方が得なのだ。

 目次をみてもらえば分かるが、

このような興味深い例が盛りだくさんだ。

 著者の本には「金融広告を読め」、

「ニュースと円相場から学ぶ使える経済学入門」

などがあるが、どれもためになる。

 (2007年9月13日、1600円+税)

 

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コメント

なんとなく素人にでも分かるように、経済の謎解きをしてくれそうな内容ですね。
気になる項目も何点か・・・・機会があれば読んでみたいです。

投稿: クモ男 | 2007年10月 4日 (木曜日) 00時41分

>クモ男さま
 小難しい専門用語を一切使っておらず、
読みやすい本です。
 定価が高めなのが欠点ですが・・・

投稿: 富久亭 | 2007年10月 4日 (木曜日) 07時26分

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受信: 2008年2月15日 (金曜日) 10時16分

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