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2007年11月 8日 (木曜日)

本「国家の罠ーー外務省のラスプーチンと呼ばれて」

 (新潮文庫、佐藤優
        ※
序章 「わが家」にて
1   逮捕前夜
2   田中真紀子と鈴木宗男の闘い
3   作られた疑惑
4   「国策捜査」開始
5   「時代のけじめ」としての「国策捜査」
6   獄中から保釈、そして裁判闘争へ
あとがき
文庫版あとがき
解説 川上弘美

       ※

 実に面白かった。
何しろ役者がそろっているのだ。
 著者の佐藤優に鈴木宗男、田中真紀子
といったスター級に加え、
外務官僚、東京地検の検事も

一癖も二癖もある連中だ。
 第一のヤマ場は、
田中真紀子 VS 鈴木宗男、佐藤勝。
 田中と鈴木・佐藤の戦いに
「勝ち馬」に乗ろうとする外務官僚が暗躍する。
  続いて検察 VS 佐藤。
 東京地検特捜部の西村検事と佐藤の
手に汗握る駆け引き。
敵との間に芽生える奇妙な友情。
 佐藤の立場から書かれたこの本が
唯一の真実とは思わないが、
実録、暴露本としてではなく、
エンターテインメントとしても成立している。
 小菅拘置所で、佐藤の隣の独房にいた
確定死刑囚のエピソードも
ほろりとさせる。
 (705円+税、2007年11月1日)

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コメント

これホントおもしろかった!エンターテインメントですよねー。この手の本はめったに読まないんですが、一気読みしちゃいました。

投稿: ぴぴ | 2007年11月 8日 (木曜日) 13時22分

>ぴぴ様
 佐藤氏は、小説家としても大成しそうですね。
外務省も手ごわい奴を敵に回したもんです。

投稿: 富久亭 | 2007年11月 8日 (木曜日) 21時27分

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» 国策捜査……『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』 [Dolphin Kick 2007]
 本書を読み終えると、マスコミで報道された「鈴木宗男事件」とあまりにも違うことに [続きを読む]

受信: 2007年11月21日 (水曜日) 09時11分

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