本「ウェブ時代をゆく」
※
- 序章 混沌として面白い時代
- 一身にして二生を経る/オプティミズムを貫く理由/「群衆の叡智」元年/グーグルと「産業革命前夜」のイギリス/学習の高速道路と大渋滞/ウェブ進化と「好きを貫く」精神/リアルとネットの境界領域に可能性/フロンティアを前にしたときの精神的な構え
- 第1章 グーグルと「もうひとつの地球」
- 営利企業であることの矛盾/グーグルはなぜこんなに儲かるのか/奇跡的な組み合わせ/グーグルの2つ目の顔/「もうひとつの地球」構築の方程式/「経済のゲーム」より「知と情報のゲーム」/利便性と自由の代償としての強さを
- 第2章 新しいリーダーシップ
- 人はなぜ働くのか/まつもとゆきひろが起こした「小さな奇跡」/オープンソース成功の裏には「人生をうずめている人」あり/ウェブ2・0時代の新しいリーダー像/ウィキペディアのリーダーシップ/「知と情報のゲーム」と「経済のゲーム」の間に起きる齟齬/事業機会を失ってもコミュニティの「信頼」を/なぜネットでは「好きなことへの没頭」が続けられるのか/良きリーダーの周囲に良き「島宇宙」ができる/総表現社会参加者層の台頭
- 第3章 「高速道路」と「けものみち」
- 高速道路を猛スピードで走る少女/日本のシステムで息苦しい思いをしている人のために/「高く険しい道」をゆくには/「見晴らしのいい場所」に行け/高速道路を降りて「けものみち」を歩く/「500枚入る名刺ホルダー」を用意しよう/「流しそうめん」型情報処理、つながった脳、働き者の時代/「けものみち力」とは/正しいときに正しい場所にいる
- 第4章 ロールモデル思考法
- ロールモデル思考法とは何か/なぜ「経営コンサルティング」の世界に進んだか/ロールモデルの引き出しをあける/「19世紀初頭の新聞小説」とブログ/日本の若者を応援するときのロールモデル/自分の志向性を細かく定義するプロセス/ブログと褒める思考法/生きるために水を飲むような読書、パーソナル・カミオカンデ/行動に結び付けてこそのロールモデル思考法
- 第5章 手ぶらの知的生産
- 知のゴールデンエイジ/世界中の講義・講演を瞬時に共有できる時代/10年後には「人類の過去の叡智」に誰もが自由にアクセスできる/手ぶらの知的生活/これからの知的生活には資産より時間/ネットは知恵を預けると利子をつけて返す銀行/「文系のオープンソースの道具」が欲しい/群衆の叡智を味方につける勉強法/ネット空間の日本語圏を知的に豊穣なものに
- 第6章 大組織VS.小組織
- 情報共有と信頼/やりたいと思う仕事に自発的に取り組む/情報共有と結果志向型実力主義/有事には情報共有を前提とした組織になる/小さな組織は情報共有で強靭になれる/小さな会社で働き、少しでもいい場所に移ろう/「30歳から45歳」という大切な時期を無自覚に過ごすな/自らの内部にカサンドラを持て/「古い価値観」に過剰適応してはいけない
- 第7章 新しい職業
- 「新しい職業」と「古い職業」/「新しい職業」の誕生を信じる人は「ウェブ・リテラシー」を/オープンソースが生んだ新しい「雇用のかたち」/「志向性の共同体」とスモールビジネスの経営/スモールビジネスとベンチャー/ビル・ゲイツの後半生を徹底肯定する/世界の難題の解決にネットが本格的に利用される時代
- 終章 ウェブは自ら助くる者を助く
- 人工国家に似た「もうひとつの地球」ができれば/より求められる「自助の精神」/サバイバル優先、すべては実力をつけてから
- あとがき
- ※
- 最先端のIT分野の啓蒙書というよりは、
- 職業選択の岐路にたった若者の
- ための羅針盤のような本だ。
- 今という時代は面白い時代で、
- 意欲と決意があれば
- 前人未到の「けもの道」を登って
- 高みに到達できる。
- この本の素晴らしいところは、
- そうした新しい道を選択せずに、
- 「古い職業」を選びたかったら、それでもよい。
- その道を選んでも、十分創意工夫の余地があるよ、と、
- 言っているところだろう。
- 希望が沸いてくる本だ。
- おっさんも、しゃんとしなければ。
- 50歳近いおっさんはどうすればよいのかも、
- 教えてほしい。
- (740円+税、2007年11月10日)
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コメント
TBありがとうございました。
丸の内の丸善で行われた梅田さんの講演は、とても面白かったです。
こちらで内容を読むこともできますので、もし良かったら…。
筑摩書房のサイトです。
「頭で読む」「心で読む」
私は「心で読む」派だったので楽しめたのだと思います。
http://www.chikumashobo.co.jp/special/webjidai/making/
投稿: Yukiko T. | 2007年11月30日 (金曜日) 11時41分
>Yukiko T.様
筑摩書房のサイト、
教えて下さってありがとうございました。
さっそく読んでみました。
私もっどちらかというと「心で読む」派です。
投稿: 富久亭 | 2007年11月30日 (金曜日) 22時57分
こんにちは。コメントが遅くなりました。
ブログ拝見してます。
読書、映画、料理、グルメ。守備範囲が広いですね。
「ウェブ時代をいく」は、ITではなく富久亭さんが書かれているように
職業選択本として役に立ちそうですね。
それにしても、梅田さんも有名になりました。
投稿: moonshiner | 2008年2月16日 (土曜日) 18時11分
>moonshiner様
「ウェブ時代をいく」は、今の時代を生きる若者へ
向けてのメッセージだと思います。
梅田さんの新刊が文春から今月末に出るようです。
楽しみですね。
投稿: 富久亭 | 2008年2月17日 (日曜日) 11時15分