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2007年12月の32件の記事

2007年12月31日 (月曜日)

よいお年を

 2007年も終わりだ。

富久町にも

新宿2丁目の明了山正受院願光寺からであろうか、

除夜の鐘の音が響いてくる。

 皆さん、よいお年を。

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                       富久亭

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第516回紀伊国屋寄席

  2007年の「笑い納め」である。






































家 

林家彦丸

 若手のやさ男だが、色気のある「紙入れ」だった。

三遊亭萬窓

 まくらは落語好きのタクシーの運転手の話。「匙かげん」は大岡裁き物で、面白かった。

柳家小さん

 小さんを襲名してから初めて見た。まくらも面白かったし、「味噌蔵」冬の話で楽しめた。

ニューマリオネット

 わしが小学生の時からテレビジョンで見ていたが、「あやつり人形」歴63年になるそうだ。「花笠音頭&秋田音頭」、「闘牛士」、アンコールの「会津節」を夫婦で鮮やかに演じた。人形は手作りだそう。

柳家さん喬

 実直だが貧乏暮らしの武士と裕福な町人の友情を描いた「柳田格之進」。番頭が格之進に金を盗んだのではないかと詰問するところなど熱演だった。実力派の真髄を見た。年の終りに良い話が聞けた。

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2007年12月30日 (日曜日)

2007年 印象に残った10本の映画

 今年、本邦で公開された映画から、

印象に残ったものを10本選んだ。順不同。

○ディパーテッド(The Departed、2006年、米)

○ナイトミュージアム(Night at the Museum、2006年、米)

○ブラックブック(Zwartboek、2006年、蘭・独・英・ベルギー)

プレステージ(The Prestige、2006年、米)

魔笛(The Magic Flute、2006年、米)

プロヴァンスの贈りもの(A Good Year、2006年、米)

シッコ(SiCKO、2007年、米)

エディット・ピアフー愛の賛歌ーLa Môme、2007年、仏)

パンズ・ラビリンス(El laberinto del fauno、2006年、墨・西・米

椿三十郎(2007年、日)

 今年はヨーロッパの映画に良い作品があったように思う。

聖林映画には続編、シリーズものが多かったが、

おしなべて第1作よりパワーが落ちた。

邦画はいまひとつという感じだ。

 映画を見る環境では、

「新宿バルト9」が出来て、格段と便利になった。

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2007年12月29日 (土曜日)

TABASA

 ビュッフェ形式のイタリアンレストラン「タバサ」は、

明治通りの「竹下口」信号から

竹下通りを入ってすぐの

左側のビルの地下にある。

 開店から閉店まで常時

バイキング形式(時間60分)で、

しかも980円と安いことから、

いつも食べ盛りの若者が行列している。

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 100円ショップ「ダイソー」に行ったついでに、

わしも初めて訪れた。

 地下に下りる階段の壁には様々なアートがあったり、

ライブのちらしがあったりで、

いかにも原宿らしい。

 店内にはDJのブースもある。

客は、原宿っぽい女の子(見かけと違い、よく食べる)が

ほとんどだが、

バンダナを巻いた50歳前後のおっさん(怪しい雰囲気で、

よく食べる)や、

高校生ぐらいの娘と

母親らしき女性(2人ともよく食べる)もいる。

料理は、パスタとピザがそれぞれ5、6種、

具材だけでなく麺の種類も豊富だ。

グラタン、ラザニア、ピラフ、サラダ、スープ、パンもある。

デザートは、ゼリーとホットケーキで、

ホットケーキにはバター、黄粉、あんこが添えてある。

 ドリンクは別料金で200円、

+500円でソフトドリンク、

+1000円でワインやカクテルが

飲み放題になる。

      ※

渋谷区神宮前1丁目8−3
石川ビル B1F
03-3404-3740

11:30-21:30

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2007年12月28日 (金曜日)

本「すべては音楽から生まれる 脳とシューベルト」

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PHP新書497、茂木健一郎
       ※

1 音楽は微笑む
2 音楽との出会い
3 音楽と創造力
4 音楽のように生きる
5 特別対談「音楽の力」--ルネ・マルタン×茂木健一郎

       ※

モォーツァルトの音楽を聴くと頭がよくなるなどと

俗にいわれているが、

本当のところ脳と音楽の関係はどうなっているのだろう。

 「端的にいって、頭がいい人とは脳の中に

いい音楽が流れている人だと思う

 脳の中では1千億個のニューロンの間で、

常に物質が伝達されている。

そしてそれは、多様なリズムのビート(拍子)が

絶え間なく発生しているようなものだという。

 「非常に複雑なネットワークが構築された脳内では、
休むことのないリズムの発生とビートの融合による、
シンフォニーのような現象が常に起きている。
ゆえに、『脳の働きは音楽である』という表現は、
必ずしも比喩にとどまらない

のである。

 分かったようで分からないが、

音楽を聴くように生きてみたいと思った。

 (680円+税、2008年1月7日)

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2007年12月27日 (木曜日)

映画「そして人生は続く」(1991年、イラン)

 DVD: IMAGICAエンタテインメント、4935円(税込)
          
        ★★★★☆
 イランのAbbas Kiarostami 監督の
「ジグザグ道3部作」の2作目。
 原題(英題)は「 Zendegi Edame Derad(And Life Goes on...)」。
 「3部作」の1作目「友だちのうちはどこ?」(1987年、イラン)
の撮影地の村が1990年のイラン大地震で壊滅的な被害を受けた。
 1作目の主人公を演じた子供の安否を確かめるため、
監督(Farhad Kheradmand)は息子(Buba Bayour)を連れて車で村へ向かう。
道中、家が壊れ、家族を亡くした多くの被災者に出会う。
やっとの思いで村の近くまでたどり着き、
少年が生きていることを知る。
監督のポンコツ車が、えっちらおっちら
山道を登って行くところで映画は終わる。
「死んだ人は死んだ人。生きている人には生きている人の生活がある」
途中で出会った被災者の老人は言う。
絶望的な悲しみを乗り越えて、
被災の数日後に若いカップルは結婚式をあげ、
兄弟を亡くした少年はワールドカップのテレビ中継を見る。
そして人生は続くのだ。      
          ※
〔監督〕 アッバス・キアロスタミ
〔製作〕 アリ・レザ・ザリン
〔脚本〕 アッバス・キアロスタミ
〔出演〕 ファルハッド・ケラドマン、プーヤ・パイヴァール 
〔上映時間〕95分

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2007年12月26日 (水曜日)

3丁目の化石

 新宿3丁目の商業ビル「新宿三越アルコット」は

知る人ぞ知る化石の宝庫だ。

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このビルは1939(昭和5年)に建てられた。

 新築した際に使った

イタリア北部原産の大理石と、

1965年に増築した際の

山口県美祢市の大理石の中に、

多数の化石が含まれている。

 主な化石の場所を記すと、

アンモナイト
 4号階段(南口近く)地下3階、地下1階、2、5、6階、屋上など

サンゴ
2号階段(ティファニー横)4階、3号階段4,5、6階、
4号階段地下2階、地下1階、2,3,4,5,6階など

ベレムナイト

4号階段地下1階、3,7階など

ウミユリ

1号階段(西エレベーター横)1階、2号階段3階など

フズリナ

4号階段地下3階ー屋上

石灰層

1階の床

 店内には化石についてのパンフレットも置いてある。

化石について詳しく知りたければ上階の「ジュンク堂」へ。

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2007年12月25日 (火曜日)

クリスマス in 新宿

 サンタクロースが集団で

新宿3丁目の路上を掃除していた。

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新宿東口商店街振興組合の加盟店の

従業員らが今年から始めたらしい。

何もサンタの格好をしなくても、とも思うが、

街がきれいになるなら結構なことである。

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 高島屋のイルミネーションは例年通りだ。

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2007年12月24日 (月曜日)

映画「ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記」(2007年、米)

     ★★★★☆    

 「ナショナル・トレジャー」(National Treasure、2004年、米)

の続編の歴史推理アドベンチャー。

原題は「National Treasure: Book of Secrets 」。

 肩がこらず楽しめる娯楽作品だ。

 Nicolas Cageがインディアナ・ジョーンズをしょぼくした

歴史家兼冒険家を演じている。

    Nationaltreasurebookofsecrets_poste

 ベン・ゲイツ(Nicolas Cage)と仲間は

祖先がリンカーン大統領を暗殺したという汚名を晴らすため、

リンカーン暗殺実行犯の残した日記を手掛かりに

冒険を始める。

 パリのセーヌ河畔の自由の女神、

ロンドンのバッキンガム宮殿、

ワシントンのホワイトハウスで、

次々と手がかりを見つけ、

クライマックスはリンカーンら4大統領の巨大な胸像で知られる

サウスダコタ州のラシュモア山だ。

「北北西に進路を取れ」(North by Northwest、1959年、米)を思い出して

にやりとする。

 絵に描いたような悪役を演じたEd Harris、

渋い演技のJon Voight、

ちょっと色っぽいDiane Kruger、

それぞれ好演した。

 現職の大統領がゲイツに言った「本の47ページを見ろ」という謎が

最後まで明かされなかったところをみると、

第3作が用意されているということか。 

    ※

[監][製]ジョン・タートルトーブ
[製]ジェリー・ブラッカイマー
[出]ニコラス・ケイジ、ヘレン・ミレン、
 ダイアン・クルーガー、ジョン・ボイト、
  エド・ハリス
[上映時間] 124分

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2007年12月23日 (日曜日)

100円ショップ in 原宿

 原宿の竹下通りに行った。

目的地は100円ショップ「ダイソー」である。

JR原宿駅・竹下口を出て1、2分、

竹下通りを下った左側にある。

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 ばかでかい。

売場面積1000平方メートル、

地下1階から地上3階まで

全部100円(消費税を入れて105円)ショップである。

 場所柄、観光客と思われる外国人も多い。

中国語、英語、韓国語、その他何語だか判然としない言葉を

しゃべりながら次々と品物をかごに入れている。

 100円ショップの品は

「これが100円で店や生産者はもとをとれるのか」という品から

「こんなもの30円でも買わないぜ」というものまで、

玉石混交だ。

 わしは美術館で買った絵葉書を入れるための額縁と

「ハートの12をキャッチできない」という内容の「おもしろ手品」を買う。

妻は、「キティちゃんの壁掛け用フック」を大量に買っている。

そんなもの、どこに使うというのか。

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2007年12月22日 (土曜日)

本「モノづくり幻想が日本経済をダメにする 変わる世界、変わらない日本」

 (ダイヤモンド社、野口悠紀雄
            ※
  プロローグ  現代版イソップ寓話「世界の平和と日本」
  第1章 世界は大きく変わった
   第2章 いったい日本はITを使えるのか?
   第3章 変わらない日本の企業と産業構造
   第4章 景気回復で拡大する格差
   第5章 日本の株式市場は「まとも」か?
   第6章 日本の金融業に未来はあるか?
   第7章 税と年金
  おわりに
  記録帳
  索引
               ※
・イギリスが1人あたりGDPで日本を抜くまでに 復活したのは
  製造業が貢献したのではなく、○○業(漢字2字)のおかげだ。
・円安になっても海外から批判されない理由は?
・海外から求められている日本の損な役割とは?
・日本ではITを○○(漢字2字)の問題としてしか捉えていない。
・英語圏に圧倒的に有利な情報の電子化。
・日本が特異なのは、○○○○○○(カタカナ6文字)
 の大量生産だが、 復活のためにはそれからの脱却が必要。 
・現代の日本の最大の抵抗勢力は○○○○○
(団体名、漢字5字)。
・アメリカなどで起こっている「21世紀型のグローバリゼーション」
 とは、税務や法律関係の専門業務を○○○○○○○○
(カタカナ8字)すること。
・グローバリゼーションに対応するための税制は、
 ○○(漢字2字)税を強化し、
 ○○(漢字2字)税や○○(漢字2字)税を減税する必要がある。
          Photo
 経済学者が2006年4月から1年間、
週刊誌「ダイヤモンド」に連載した時事エッセー。
時事エッセーはすぐに色あせるものだが、
この本に納められたものはそうではない。
本質を突いているからだろう。
(1600円+税、2007年10月27日)

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2007年12月21日 (金曜日)

とんかつ三太

 クリスマスも近いので
休日の昼、サンタに行った。
3階建てのビル全部がとんかつ屋だ。
上階に広間もあって、宴会もできる。
とんかつをつまみながらの忘年会も
またオツなもの・・・か。
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 休日でもランチメニューはやっている。
チキンカツ定食を頼む。
衣に油がいっぱい染み込んでいて
少々重いが、
肉は柔らかかった。
 ランチメニューは
一口カツ定食 ¥1100
ロースカツ定食 ¥1100
華定食(一口カツ・海老フライ・コロッケ3点盛り) ¥1100
カツカレー重 ¥1100
コロッケ定食 ¥900
チキンカツ定食 ¥900
メンチカツ定食 ¥900
     ※
      新宿区新宿3-33-10       
       03-3351-5861
      11:30~14:00、17:00~21:30、
   土日祝11:30~21:30
      定休日 月曜日(祝日の場合は営業、翌日休業)

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2007年12月20日 (木曜日)

本「それでも脳はたくらむ」

 (茂木健一郎、中公新書ラクレ264
        413kqwu4osl_aa240_
まえがきーー人生は、事態が全て把握できないままに進んでいくものである
1 体験はひとつも無駄にならない
2 人は人につくられる
3 「知」は進化の特効薬
4 脳も癒しを求めている
5 「わかりやすさ」が生命力を奪う
6 たくらむ脳のためのヒント
あとがき
      ※

週刊誌「読売ウィークリー」に
連載したエッセイ41編を集めた。

 
 「脳をどう使うのがベストかわからないとは言いながら、
現時点ではっきりしていることがある。
それは、脳を駆動するのは『意欲』だということである。
よりよく行きたいという欲求。
おいしいものを食べたいという願望。
明日は愉しい一日にしたいという思い。
思い描く理想の人への憧れ。
そのような生きる意欲こそが、
私たちの脳を駆り立て、
活性化させるのである」(まえがき)
 そうか、意欲か。
  脳科学者のエッセイだが、
脳科学によるとこうしたほうが良いだとか、
この生き方は脳科学的に間違っている、
とか決め付けない。
 それは「脳科学とは別に、
人生そのものをしっかりと見つめなければならない
からだ。
 妻の茂木ユーカリさんの描いたイラストも楽しい。

(700円+税、2007年12月10日)

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2007年12月19日 (水曜日)

映画「上意討ち 拝領妻始末」(1967年、日)

 DVD:東宝ビデオ、3795円   
     ★★★★☆
 殿様の無茶な命令に堪忍袋の尾が切れ、
反旗を翻した武士の物語である。
 黒沢明の「椿三十郎」に続き
ライバルの三船敏郎と仲代達矢の決闘も見もの。

 会津藩に武芸に秀でた下級武士(三船敏郎)がいた。
ある日、その武士の息子(加藤剛)に
藩主の側室(司葉子)を妻にせよとの上意が下った。
側室には藩主との間に息子もあることから、
親子は悩んだが、結局、側室を迎え入れる。
側室は気立ての良い娘で、やがて子を授かった。
しかし、一家の幸せは長くは続かない。
 藩主の世継ぎが急死し、
側室の息子が世継になることになったのだ。
藩の重役は相談し、
将来の藩主の母親を下級武士の妻
としておくわけにはいかないと、
今度は一家から側室を取り上げようとする。
 あまりの藩の非道に、
武士は怒り、反旗を翻す・・・・・・
 現代ならばいざ知らず、この時代、
上意にはむかうことは死を意味する。
あえて人間としてのプライドを選んだ武士を
三船がうまく演じている。
 三船と仲代は、ともに藩で一、二を争う武芸の達人で、
互いに相手を尊敬している。
 その二人が戦わねばならない決闘シーンは
鬼気迫るものがある。
      ※
監督   小林正樹
製作   田中友幸
原作   滝口康彦 
脚色   橋本忍
撮影   山田一夫
音楽   武満徹
出演   三船敏郎、加藤剛、
      江原達怡、大塚道子、
      仲代達矢
上映時間128分 

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2007年12月18日 (火曜日)

新宿に本屋が大集合

 新宿が大型書店の集積地になりそうだ。

阪急電鉄グループの書店「ブックファースト」が

2008年11月、

新宿西口の「モード学園コクーンタワー」に

フラッグシップ(旗艦)店舗をオープンする。

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 「コクーンタワー」といえば、東京モード学園が

2008年10月末の完成を目指し建設を進めている

繭の形をした地上50階建て超高層ビルだ。

東京モード学園、コンピュータ総合学園HAL東京(仮称)、

メディカル総合学園東京医専(仮称)の

3校の生徒約1万人が通う校舎になる見通しだ。

 「ブックファースト」は

ビルの地下2階から地上1階に入居、

売場面積は約3600平方メートル。

地下部分で地下中央歩道と接続する。

1階にはギャラリーカフェを併設、

イベントなどの開催も計画している。

 これまでビジネス、官庁街である西新宿エリアの大型書店は

小田急百貨店に入居する「三省堂書店」しかなかった。

 これで、新宿の主な大型書店は、

東口、南口の「紀伊国屋書店」、

東口の新宿三越アルコットに入居する「ジュンク堂書店」、

南口のルミネに入居する「ブックファースト」2店となる。

西口に旗艦店ができることで、

南口の「ブックファースト」2店はどうなるのだろうか。

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2007年12月17日 (月曜日)

映画「アイ・アム・レジェンド」(2007年、米)

       ★★★★☆

 地球滅亡の危機を描いたSF「地球最後の男」の映画化。

原題は「I Am Legend」。

Iamlegend

 近未来、癌の新治療薬の影響で人類がほぼ絶滅、

生き残った人もゾンビ化してしまう。

ニューヨークの科学者ネビル(ウィル・スミス)は

なぜか薬に免疫があり、正気のまま生き残る。

ネビルは他に生き残っている人間を捜すかたわら、

ゾンビを人間に戻すワクチンの研究を続ける。

しかし苦労の末ワクチンが完成したのは、

ゾンビの大群に襲れている最中だった。

果たしてネビルはゾンビをやっつけて

人類を救うことができるのかーー。 

  冒頭から20分くらいは、

人がいなくなり荒れ果てたニューヨークの描写だ。

道路に雑草が生え、ビルは崩れかけ、

鉄橋は錆びついている。

動物園から抜け出したのであろう、

カモシカやライオンがゴーストタウンを駆け回る。

こうした風景がCGによって丁寧に描かれている。

 無人の航空母艦から市街地に向かって

ネビルがゴルフをするシーン、

店員の代わりにマネキンを置いたビデオ屋に

毎日ビデオを借りに行くシーン

などネビルの孤独感がよく描かれている。

 と思ってみていたら、あらまぁ

突然ゾンビとのバトルだ。

普通、ゾンビと言えば、

両手を前に出し、のろのろ歩いているものだが、

本作のゾンビは実にすばしっこい。

顔は男も女も一様にムンクの「叫び」の男を

獰猛にしたような面だ。

 そんなゾンビとの戦いが続き、

最後にタイトル「I Am Legend」の意味が分かる。

ラストは中盤からの賑やかさが

うそのように静かに終わる。

ちょっぴり感動した。

感動するゾンビ映画も珍しい。

  ※

[監]フランシス・ローレンス
[出]ウィル・スミス、アリス・ブラガ、
 サリー・リチャードソン=ホイットフィールド、
 ウィロー・スミス、チャーリー・タハン
[上映時間] 100分

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2007年12月16日 (日曜日)

男脳と女脳

 男性と女性で脳の仕組みに違いはあるか?

昭和大医学部の三村將先生の講演を聞いた。

 ヒトの脳には、感情を司る右脳と

論理的な思考を支える左脳に別れているが、

右脳と左脳をつなぐ神経の束である脳梁は

女性の方が太いのだそうだ。

だから、左脳と右脳の連携は女性の方がいいらしい。

逆に、男性は女性より、

左脳と右脳の役割の分化の度合が強い。

 その結果、読解、記憶、空間認識などのテストをすると、

おしなべて女性の方が出来が良い。

しかし、とてつもなく素晴らしい成績をとるのは、

女性ではなく男性だ。

 とはいえ、性別による脳の違いについては、

もともとそういう差があるのか、

「男性中心社会」の環境的要因によるものか、

まだわからないところが多いという。

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2007年12月15日 (土曜日)

新宿中村屋本店 ラコンテ

新宿3丁目の「新宿中村屋」本店は

2階以上がレストランになっている。

4階はカリー

(中村屋は昭和2年からカレーのことを

そう呼んでいる)

のバイキングコーナーだ。

料金は大人1575円。

Photo

 入り口を入って左側がレストラン、

右側がパブ風になっている。

夜は右側をバーとして営業しているようだ。

 カリーはチキン、シーフード、豆など5種類。

名物の「インドカリー」などはない。

 ライス類は、普通の白飯のほか

ターメリックライス(ウコンのライス)もある。

もちろんナンもある。

 ここまでなら新宿2丁目の「パペラ」に

比べて高いような感じもするが、

ここの特徴は、薬味・香辛料が豊富なことにある。

ラッキョウ、福神漬けといった定番のほか、

アグレッツイ、香味オイル、

ガラムマサラ(香りのスパイスミックス)などが用意されている。

 ほかに、スープ、サラダ、デザート、ソフトドリンクも充実している。

土日の昼も結構混んでいる。
      ※
新宿区新宿3-26-13 新宿中村屋本店4F
03-3352-6164
ランチ 月~金   11:00~16:00
バー         17:00~22:30
ランチ 土・日・祝 11:00~21:00
バー         17:00~22:00

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2007年12月14日 (金曜日)

本「柳家小三治の落語 1」

     Photo
        ※
  前口上 文庫化にあたって
  花見の仇討ち
  もう半分
  宿屋の富
  大山参り
  三年目
  堪忍袋
  船徳
  不動坊火焔
  演目解説 京須偕充
       ※
 小三治師匠のDVD全集の
口演を記録した本。
1983年から1999年まで
TBS「落語研究会」で演じた全25席を
上中下の3巻に収めるという。
上巻は8席を収録した。
 小三治師匠は「前口上」で、
 「この本に載っている口演は、
あんなやり方もある、
こんなやり方もある、
と私自身いろいろ変化しながら、
ある時たどり着いた一つのかたち、
その時こういう姿で演ったという
一つの記録に過ぎない。
けっして私の金字塔ではないのです」
と述べている。
 名人上手といわれる人でも、
あるいは名人上手だから、
絶えず試行錯誤して
芸を磨きあげているのだろう。 
そうした苦労をのあとを微塵も見せない
師匠の落語は、
本で読んでも素晴らしい。
 
(534円+税、12月11日)

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2007年12月13日 (木曜日)

西富久地区の再開発計画に新たな展開

バブル時の地上げ失敗で虫食い状態になっていた

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西富久地区の再開発計画に新たな進展があった。
住民の「都市計画原案」が出来上がり、
近隣の町内会にこのほど説明した。
 都市計画決定を経て、
 2010年にも着工し、
2013年に完成予定という。
 原案によると、
約2・5ヘクタールの敷地の
東側に超高層住宅、
西側に中低層住宅を建設、
このほか、お祭り広場、商業、医療、
スポーツ施設、駐車場も整備する。
超高層住宅は54階建て、高さ180メートルで、
隣接する「ローレルコート新宿タワー」(高さ約100メートル)を抜き、
おそらく新宿のマンションとしては最も高いものとなる。
分譲・賃貸の割合は不明だ。
中低層住宅とあわせた戸数は約1100戸、
駐車台数は約700台。
 
 ただ、計画に同意していない地主もいる模様で、
計画地の北端の一部でワンルームマンションも建設中だ。
見通しどおり計画が進むかどうかは定かでない。
 

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2007年12月12日 (水曜日)

韓国摘草料理 ハンガウィ

 忘年会のシーズンだ。

昨夜、銀座7丁目の韓国料理店「ハンガウィ」に行った。

同店のある飲食店ビル「GINZA GREEN」には

「房S」やサントリー系の「響」に行ったことがあるが、

いずれもやや高めの価格設定だ。

正面入口にエレベーターが1台しかなく、

時刻によってはエレベーターに

乗るのに時間がかかるのが難点だ。

 「ハンガウィ」は鍋主体の店である。

しゃれたインテリアで、

カウンターから多人数用の個室まである。

10人くらいでコースを頼んだら、

「デグ海鮮鍋」

「豚とカキのゴマ鍋」

「茸と牛肉鍋」

と3種出てきた。

味付けが薄いものもあったが、まあ満足。

仕上げに鍋にラーメンを入れて食べた。

 鍋と「クラゲニンニクサラダ」、「韓国海苔とチャンジャ」、

「フェ(刺身)」、「キムチ3種盛り」、「五目野菜のチャプチェ」、

「キムチチヂミ」、「デザート(ゼリーとトウモロコシの韓国茶)」

のコースにマッコリ(韓国のどぶろく)などの飲み放題をつけ、

さらにラーメンなどの追加で1人8000円強だった。

    ※

中央区銀座7-8-7 GINZA GREEN 8F 
03-5537-0481
月~金  11:30~14:30(L.O.14:00) 
      17:00~23:00(L.O.22:00) 
土・日・祝12:00~15:00(L.O.14:30) 
      17:00~22:00(L.O.21:00) 

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2007年12月11日 (火曜日)

本「脳研究の最前線 下 脳の疾患と数理」

  (講談社ブルーバックス、理化学研究所脳科学総合研究センター編
         ※
7   アルツハイマー病を科学する
8   つながる脳
9   精神疾患から脳を探る
10  ロボットから脳を読み解く
11 快楽が脳を創る
12 脳は理論でわかるかーー学習、記憶、認識の仕組み
 あとがき
 執筆者略歴
 参考図書・文献
 さくいん
       ※
 上巻が脳科学の最先端の理論を紹介
していたのに対し、
下巻は疾患や人工知能などに光を当てた。
65歳以上で1割、80歳以上で4割、
100歳以上で9割の人が
認知症にかかっているという。
 興味深いのは、
アルツハイマー病研究の進展により、
これまで正常な現象と考えられてきた
脳の老化(健忘症など)を制御しようという
試みが進んでいることだ。
 もし老化の制御が可能になれば、
高齢化社会も必ずしも暗いものでは
なくなるかもしれない。
(1140円+税、2007年10月20日)

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2007年12月10日 (月曜日)

カルメン

  オペラ「カルメン」の千秋楽を昨日、

新国立劇場で観た。

 カルメン役のマリーナ・ドマシェンコが

「健康上の理由」で来日できなくなり、

「カルメン」の舞台スペイン出身の

マリア・ホセ・モンティエルが代役を務めた。

代役といってもミラノ・スカラ座やウイーン国立歌劇場などでカルメンを演じ、

好評を博した立派な経歴の持ち主だそうだ。

大きな瞳、伸びのある声に魅了された。

 4階の最前列で観たのだが、

オペラの舞台は奥行きが結構深いということに気づいた。

4階から観ると、舞台全体を視野に収めることができる。

カルメンのように数十人がいっぺんに舞台上で

さまざまな芝居を繰り広げる演目は

上から見るのが正解ではなかろうか。

チケットも手ごろだし。

Photo_2  

●キャスト●     

【カルメン】マリア・ホセ・モンティエル
【ドン・ホセ】ゾラン・トドロヴィッチ
【エスカミーリョ】アレキサンダー・ヴィノグラードフ
【ミカエラ】大村 博美
【スニガ】斉木 健詞
【モラレス】星野 淳
【ダンカイロ】今尾 滋
【レメンダード】倉石 真
【フラスキータ】平井 香織
【メルセデス】山下 牧子
【合唱指揮】三澤 洋史
【合 唱】新国立劇場合唱団
【児童合唱】杉並児童合唱団
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団

●スタッフ●

【作 曲】ジョルジュ・ビゼー
【台 本】アンリ・メイヤック、リュドヴィク・アレヴィ
【原 作】プロスペル・メリメ
【指 揮】ジャック・デラコート
【演 出】鵜山 仁
【美 術】島 次郎
【衣 裳】緒方 規矩子
【照 明】沢田 祐二
【振 付】石井 潤
【舞台監督】菅原 多敢弘
【芸術監督】若杉 弘

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2007年12月 9日 (日曜日)

紅葉 in 新宿御苑

 新宿御苑の紅葉が最盛期を迎えた。

今年は地球温暖化の影響か、

いくぶん例年より遅めのようだ。

Pc080012

 もちろん苑内に入ったら鑑賞できるのだが、

「新宿門」と「大木戸門」の間の散策路もいい。

散策路は

入苑料200円(大人)を払わなくても通れる。

黄色に色づいたイチョウが素晴らしい。

 ちょうど道の中間あたりにカエデが

紅葉しているところがあり、

アマチュアカメラマンの撮影スポット

になっている。

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2007年12月 8日 (土曜日)

焼鳥おでん惣菜 庄助 末広通り店

 新宿を中心に数店舗を展開する焼き鳥屋「庄助」

の本店ビルは新宿3丁目の「末広通り」にある。

1階が昔ながらの焼き鳥屋の面影を残した「本店」、

2、3階がモダンなスタイルの「末広通り店」である。

Pb230016

 2階に入った。

「混んできたら2時間までにしてほしい」と女店員さんに先制される。

 窓側がカウンター席になっており、2席ずつ区切った構造だ。

「末広通り」が見下ろせる。

 メニューは、焼き鳥が5本700円、8本1100円、

 おでんが5種900円、8種1350円だ。

焼き鳥、おでんとも味付けは濃くも薄くもなく、ちょうど良い。

 ただ、おでん5種には大根が入っていなかったのは残念だった。

 地酒は、オリジナル「庄助」(700円)はじめ、各種そろっている。

  勘定は、10円以下の端数をサービスしてくれた。

いくらでもないが、いい気持ちだ。

      ※

 新宿区新宿3-6-11 庄助本店ビル2・3F
 03-3226-8778
 月~金  17:00~24:00(L.O.23:00) 
土・日・祝 16:00~24:00(L.O.23:00)

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2007年12月 7日 (金曜日)

白いビルのエステ&コーヒーショップ

 新宿1丁目の新宿通りと靖国通りを結ぶ「花園親交通り」に

建設中だった「白いビル」(新宿第14ビル )が完成し、

1階と2階にテナント「フラワーフィールド」がオープンした。

Pc040005

 1階がコーヒーショップ、2階がエステサロンである。

コーヒーショップは、「ドトール」が真向かいに、

個人経営の喫茶店「ドム」が南隣にある激戦区だ。

 店内はさほど広くなく、

テーブルや椅子もファーストフード店仕様で、

ゆったりくつろげる感じではない。

メニューはコーヒーは250円だが、全般にやや高めである。

 朝は出勤時間帯には開店しておらず、

11時ー20時までの営業で、

日曜日、祝日は休業だ。

まだ入ったことはないが、

苦戦しそうではある。

 2階のエステは、ハワイの伝統的な

オイルマッサージ「ロミロミ」などを施すようで、

若い女性向けであろう。

おっさんには関係ない。

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2007年12月 6日 (木曜日)

本「セイラー教授の行動経済学入門」

 (ダイヤモンド社、リチャード・セイラー:篠原勝訳
         ※
刊行によせてーー山崎元
1 経済理論と「例外」
    合理的モデルはどこまで正しいか
2 協調戦略
    人はいつどんな理由から協力するようになるのか
    解説◎協調の供給曲線は右肩上がりのカーブを示す
3 最終提案ゲーム
    「不公平なら断ってしまえ」という意思
    解説◎「公平な人間」と「かけひき屋」の間にあるもの
4 産業間賃金格差
    同じ職種なのになぜ給料に差が出るのか
    解説◎市場の失敗としての賃金格差
5 オークション
    勝者は「敗者」となる呪いをかけられている
    解説◎相手が間違いを犯していることに気付いたとき、どうすればよいか
6 損失回避
    手放すものは得るものより価値がある
    解説◎この考え方は私たちに託された「保有物」である
7 選考の逆転現象
    選考の順位付けはプロセスのなかで構築される
    解説◎価値の本質をめぐるそれぞれ異なる3つの意見
8 期間選択
    金利と割引率についての損得勘定
    解説◎実証研究の成果を活用して効用理論を修正せよ
9 心理会計
    貯蓄と消費は人間的に行われる
    解説◎誰の行動がモデルになるのか
10ギャンブル市場
    競馬と宝クジにみる「市場の効率性と合理性」
    解説◎合理的な市場リスクの追求は、理論的に可能か
11株価予測(1)
    解説◎謎を解く手がかりは、実証主義者の手に委ねられている
12株価予測(2)
    株価は平均値に回帰する
    解説◎新しい資産価格決定理論をつくり出すという課題
13投資家感情仮説
    クローズド・エンド型ファンドの不思議
    解説◎非合理な信念に基づいているにしても、需要は価格を動かしうる
14外国為替市場
    金利差と為替レートの謎
    解説◎外国為替市場の非効率性と政策介入の問題
エピローグ 行動経済学が描く新しいパラダイム
本書が生まれた秘密と謝辞
訳者あとがき

          ※

人間は合理的な行動をとることを大前提として

従来の経済学は組み立てられていた。

 しかし、われわれの日々の行いを振り返ってみると

必ずしも合理的な行動ばかりしているわけではない。

 株式投資、宝くじ、競馬・・・などむしろ非合理な行動の

方が多いのではないか。

 心理学も取り入れて、人間の非合理な経済活動をも

研究するのが行動経済学だ。

2002年にダニエル・カーネマンがノーベル経済学賞を

とって注目を集めた。

 本書は、数式を駆使して理論を述べるのではなく、

卑近な例をもとに分かりやすく解説した。

 
(1800円+税、2007年10月26日)
    

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2007年12月 5日 (水曜日)

青い光

 青色発光ダイオードの普及によって、

クリスマスの電飾も青色が増えてきた。

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 西新宿の新宿三井ビルディング

地下1階にある「55ひろば」も、

青い光に覆われている。

 「ますます寒くなるようで嫌だ」と

いう人もあるだろうが、

わしはこの光景が気に入っている。

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2007年12月 4日 (火曜日)

来年の手帳

 毎年年末になると勤め先から

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翌年の手帳が支給されるのだが、
小ぶりで使いにくいため、
ここ数年は自分で手帳を購入している。
 今年(2007年)は高橋書店の
「No. 215 リシェル5」というのを使用したが、
2008年用は日本能率協会の
「能率手帳キャルレ A6バーチカル2(ブルー)」
(商品番号2027)を購入した。
1407円(税込み)だ。
 A6版というのは、
わしにとって、字が書きやすい大きさだし、
鞄に入れてもさほどかさばらない。
表紙や装丁もしゃれている。
 スケジュール欄は、見開きの年間カレンダーと、
同じく見開きの月間カレンダー、
日にちごとに詳細なスケジュールを書く欄がある。
日にちごとの欄は午前9時から午後9時まで
時刻の目盛りが打ってあり、
スケジュールが把握しやすい。
Pb250015
 土日の欄が平日の欄より狭くなっているものもあるが、
この手帳は平日も土日も同じ大きさで、
土日にもスケジュールを書きたい人には便利だ。
 
しかし、この手帳、「日経WOMANと共同開発」とうたっており、
巻末の資料編にはおっさんにとって不必要なページもある。

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2007年12月 3日 (月曜日)

映画「椿三十郎」(2007年、日)

     ★★★★☆

 黒澤明監督、三船敏郎主演の痛快娯楽時代劇

「椿三十郎」(1962、日)を

オリジナル脚本を使い、

森田芳光監督がリメークした。

 独自の演出もあり、

上映時間はオリジナル(96分)より20分以上長いものの、

けして冗長にならず、面白かった。音楽も重厚でよかった。

 某藩の汚職を正そうとする、

正義感はあるが頼りない9人の若侍に、

どこからともなく現れた椿三十郎と名乗る浪人が

「手前たちのやる事ァ、危なくてみちゃあいられねえ」と助太刀、

黒幕の大目付らにさらわれた城代家老を助け出し、

悪を懲らしめて去って行く、という物語。

 三船敏郎や仲代達矢と比べるのもなんだが、

織田裕二の三十郎、豊川悦司の室戸半兵衛も

堂々と芝居をしていた。

 もともと喜劇的要素の強い映画だが、

中村玉緒、鈴木杏の母娘、

風間杜夫、西岡徳馬、小林稔侍の悪役3人組

佐々木蔵之介の捕虜の「押入れ侍」、

藤田まことの城代家老

らの、とぼけ具合が良かった。

 注目したのはラストの三十郎と半兵衛の決闘シーン。

脚本で、

「これからの2人の決闘は、とても筆では書けない。

長い恐ろしい間があって、

勝負はギラッと刀が一ぺん光っただけできまる」

となっているところだ。

 オリジナルでは、半兵衛の胸から鮮血が吹き出すという、

時代劇史上に残る名場面になった。 

 森田演出は、オリジナルとはかなり趣向を変え、

スローモーションやカットバックを多用した。

賛否両論はあると思うが、

これはこれで、良かったのではないか。

     ※

[監]森田芳光
[原]山本周五郎
[製]角川春樹
[脚]黒澤明ほか
[出]織田裕二、豊川悦司、
 松山ケンイチ、鈴木杏、
 中村玉緒、藤田まこと、
 村川絵梨、佐々木蔵之介、
 風間杜夫、西岡徳馬、
 小林稔侍
[上映時間] 119分

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2007年12月 2日 (日曜日)

上野の西郷丼

 「フィラデルフィア美術館展」を見た帰り、

JR上野駅の不忍口まで出て

「レストラン聚楽(じゅらく)台」で昼食をとる。

Pb230010

ここは、大衆大食堂といった雰囲気で、

昔のデパートの食堂をさらに古くさくした感じだ。

 建物自体もガタがきていて、

建て替えも近そうだ。

 休日の昼間とあって、店内は混んでいる。

客の年齢は高めだ。

メニューを見ると「西郷丼」というのが目に付いた。

924円。上野らしくていいじゃないか、というわけで、

「西郷丼」を頼む。

Pb230009

 「西郷丼」は、ご飯のうえに、さつま揚げ、そぼろ、

明太子、さつまいもの天ぷら、豚の角煮、温泉卵、野沢菜といった、

九州にゆかりのあるものと、あまり九州に関係ないものが

乗っかった丼であった。

    ※

  台東区上野公園1-57

  03-3831-8106

  11:00~22:00(L.O.21:30)

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2007年12月 1日 (土曜日)

フィラデルフィア美術館展

 アメリカの国力を思い知らされた感じだ。

「フィラデルフィア美術館展 印象派と20世紀の美術」を

上野の森の東京都美術館で観た。

Philadephia_museum_of_art (映画「ロッキー」の撮影地にもなった)

 フィラデルフィア美術館(The Philadelphia Museum of Art)は

1876年に万国博覧会をフィラデルフィアで開催したのがきっかけとなり、

できたそうだ。

 建国から100年を経た、

かの国は経済的に昇り調子で金持ちも大勢生まれた。

富豪の何割かは、美術の収集に情熱を注ぐコレクターとなり

そうした個人の寄贈で、

コレクションが完成したという。

 25万点の美術品のうちどれだけかは知らないが、

個人の寄付というところがすごい。

真似できるものではない。

 展覧会では、19世紀後半から20世紀の西洋美術史の

流れを辿る77品を展示しているが、

そのうちいくつかに強い印象を抱いた。

 ピエール=オーギュスト・ルノワールの「ルグラン嬢の肖像」。

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 絵が描かれたとき、8歳だったという少女。

幼子のように頬は赤いが、

妙に大人びてもいる。

こちらをじっと見つめているようでもあり、

横目で右にある何ものかを見ているようでもある。

 ジョルジョ・デ・キリコの「占い師の報酬」は

タイトルも不思議だが、絵そのものも謎めいている。

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 遠くに汽車が走り、古代ギリシャの若者風の男が寝ている。

時計は2時近くを指しているが、

日中なのか、月の明るい夜中なのか。

ここはいつの時代の、どこで、男は何者で、何をしているのか。

そもそも「占い師の報酬」とは。

男が占い師なのか。

見れば見るほど不思議な絵であった。

 モディリアーニの「ポーランド女の肖像」。

196318148

 キリンのような長い首をかしげている。

人ごとながら、

肩が凝って困るだろう。

 (ルノワールとキリコ、モディリアーニの絵はフィラデルフィア美術館のホームページから)

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