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2007年12月 6日 (木曜日)

本「セイラー教授の行動経済学入門」

 (ダイヤモンド社、リチャード・セイラー:篠原勝訳
         ※
刊行によせてーー山崎元
1 経済理論と「例外」
    合理的モデルはどこまで正しいか
2 協調戦略
    人はいつどんな理由から協力するようになるのか
    解説◎協調の供給曲線は右肩上がりのカーブを示す
3 最終提案ゲーム
    「不公平なら断ってしまえ」という意思
    解説◎「公平な人間」と「かけひき屋」の間にあるもの
4 産業間賃金格差
    同じ職種なのになぜ給料に差が出るのか
    解説◎市場の失敗としての賃金格差
5 オークション
    勝者は「敗者」となる呪いをかけられている
    解説◎相手が間違いを犯していることに気付いたとき、どうすればよいか
6 損失回避
    手放すものは得るものより価値がある
    解説◎この考え方は私たちに託された「保有物」である
7 選考の逆転現象
    選考の順位付けはプロセスのなかで構築される
    解説◎価値の本質をめぐるそれぞれ異なる3つの意見
8 期間選択
    金利と割引率についての損得勘定
    解説◎実証研究の成果を活用して効用理論を修正せよ
9 心理会計
    貯蓄と消費は人間的に行われる
    解説◎誰の行動がモデルになるのか
10ギャンブル市場
    競馬と宝クジにみる「市場の効率性と合理性」
    解説◎合理的な市場リスクの追求は、理論的に可能か
11株価予測(1)
    解説◎謎を解く手がかりは、実証主義者の手に委ねられている
12株価予測(2)
    株価は平均値に回帰する
    解説◎新しい資産価格決定理論をつくり出すという課題
13投資家感情仮説
    クローズド・エンド型ファンドの不思議
    解説◎非合理な信念に基づいているにしても、需要は価格を動かしうる
14外国為替市場
    金利差と為替レートの謎
    解説◎外国為替市場の非効率性と政策介入の問題
エピローグ 行動経済学が描く新しいパラダイム
本書が生まれた秘密と謝辞
訳者あとがき

          ※

人間は合理的な行動をとることを大前提として

従来の経済学は組み立てられていた。

 しかし、われわれの日々の行いを振り返ってみると

必ずしも合理的な行動ばかりしているわけではない。

 株式投資、宝くじ、競馬・・・などむしろ非合理な行動の

方が多いのではないか。

 心理学も取り入れて、人間の非合理な経済活動をも

研究するのが行動経済学だ。

2002年にダニエル・カーネマンがノーベル経済学賞を

とって注目を集めた。

 本書は、数式を駆使して理論を述べるのではなく、

卑近な例をもとに分かりやすく解説した。

 
(1800円+税、2007年10月26日)
    

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