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2008年1月11日 (金曜日)

本「文章読本さん江」

 ちくま文庫、斎藤美奈子

      ※

はじめに

    Ⅰ     

サムライの帝国

 書く人の論理ーー文章読本というジャンル

 静かな抗争ーー定番の文章読本を読む

    Ⅱ

文章作法の陰謀

 正論の迷宮ーー文章読本の内容

 階層を生む装置ーー文章読本の形式

 修行の現場ーー文章読本の読者

    Ⅲ

形式主義の時代ーー明治の作文教育

 個性化への道ーー戦前の綴り方教育

 豊かさの中でーー戦後の作文教育

    Ⅳ

下々の逆襲

 スタイルの変容ーー文章読本の沿革

 様々なる衣装ーー文章読本の行方

あとがき

追記『文章読本さん江』その後

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 文豪、名文家が書いた「文章読本」を、

ちょっぴり茶化しながら分析した。

文章を書くとはどういうことかを考えさせる本。

 文章読本の「5大心得」、「3大禁忌」、「3大修行法」が面白い。

「5大心得」とは

  1 分かりやすく書け

  2 短く書け

  3 書き出しに気を配れ

  4 起承転結にのっとって書け

  5 品位を持て

「3大禁忌」とは

  1 新奇な語(新語・流行語・外来語など)を使うな

  2 紋切り型をつかうな

  3 軽薄な表現はするな

「3大修行法」とは

  1 名文を読め

  2 好きな文章を書き写せ

  3 毎日書け

である。しかし、この教え通り書いたら

文章は正しく退屈なものになる」。

「『正しいこと』と『おもしろいこと』は両立しない

面白い文章を書くには「文章読本」の教えを破ってみる必要がありそうだ。

文庫化にあたりネット時代の作法を新たに書き下ろした。

  1 魅力的な見出しを付けよ

  2 改行(1行あきを含む)を多くせよ

  3 長いテキストは小見出しをつけて分割せよ

  4 漢字を減らせ

  5 ここぞという箇所は(文字のサイズや色、罫線などで)目立たせよ

そうか、目立たせるのか。

(780円+税、2007年12月10日)

 

 

       

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