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2008年4月27日 (日曜日)

映画「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」(2007年、米)

     ★★★★☆

20世紀前半の米西部を舞台に石油ビジネスに

執念を燃やした男の物語。

石油王を演じたDaniel Day-Lewisは

アカデミー主演男優賞をとった。

原題は「There Will Be Blood 」。

 幼い息子を連れて、あちこちで石油採掘を手掛ける

Daniel Plainview(Daniel Day-Lewis)のもとに

一人の若者が訪れた。

「確実に石油の出る場所を知っている」という。

それは若者の父親が所有する土地だった。

さっそくPlainviewは土地周辺を買い占め始める。

狙いどおり石油が出て、

Plainviewは成功する。

その間、一人息子が事故で聴力を失ったり、

異父弟と名乗る男が現れたり、

狂信的な牧師Eli Sunday (Paul Dano)に

仕事を妨害されたり、

Plainviewの人生は波乱含みだ。

 晩年、酒浸りになったPlainviewの屋敷に、

投資に失敗したEli Sunday が金の無心に訪れる・・・

タイトルの「There Will Be Blood 」が、

破滅の結末を暗示している。

 力強く大量に噴出する黒い石油が象徴しているのは、

20世紀のアメリカの活力か、

それとも飽くことのない人間の欲望か。

鬼気迫る演技を見せたDaniel Day-Lewisに脱帽。

重厚な映画だ。

 「日比谷シャンテ」で。

        Therewillbeblood_galleryposter

[監][製][脚]ポール・トーマス・アンダーソン
[原]アプトン・シンクレア
[音]ジョニー・グリーンウッド
[出]ダニエル・デイ=ルイス、ポール・ダノ、
 ケビン・J・オコナー、キアラン・ハインズ
[上映時間]158分・PG-12

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