本「記憶と情動の脳科学 『忘れにくい記憶』の作られ方」
(講談社ブルーバックス、ジェームズ・L・マッガウ、大石高生、久保田競・監訳)
はじめに
訳者注
1 記憶の神秘
2 週刊と記憶
3 短期記憶と長期記憶
4 記憶を長持ちさせる
5 忘れにくい瞬間
6 歪曲されるがなくならない記憶
7 メモラビアーーまとめ
監訳者あとがき
参考図書
さくいん
本書の冒頭にこんなエピソードがある。
中世、文字を持たない社会が
祭りや冠婚葬祭などの儀式を
後世にどうやって伝承したか。
まず「これは」と思う7歳ぐらいの
賢そうな子供を選び、
儀式を正確に観察するように命じる。
その後、その子供を川に投げ込んでしまうのである。
こうすると、記憶は鮮明に焼き付けられ
生涯忘れられないと考えられていたそうだ。
急激な感情の動きである「情動」が
記憶の鮮明さに結びつくのはなぜか。
本書は、歴史に残るさまざまな実験を紹介しながら、
脳が記憶を作るプロセスを明らかにしている。
著者は、記憶力向上は
必ずしも良いことではないと主張している。
「長い時間のなかでは、取るに足りない
経験の多くは、
忘れてしまうべきなのです」
(980円+税、2006年4月20日)
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