« 真珠の女 | トップページ | 本「落語の国からのぞいてみれば」 »

2008年7月14日 (月曜日)

Emily Kame Kngwarreye

 六本木の国立新美術館で

「アボリジニが生んだ天才画家 エミリー・ウングワレー展」を観た。

 中央オーストラリアの砂漠に生まれたAborigineの女性、

Emily Kame Kngwarreyeは、

70歳代になって初めてアクリルでキャンバスに絵を描いた。

亡くなるまでの8年間に残した

3000点とも4000点ともいわれる作品は、

Emilyの生まれ育ったアルハルクラの大自然の恵み

ーー大地や草花、森林、ダチョウに似た鳥「エミュ」などの動物、ヤムイモなどーー

をモチーフに、

画面全体を覆う点描や線などのパターン

で表現した抽象画だ。

 Emilyは絵の主題について、

dreamingに導かれて描いていると言っているが、

dreamingとは

Aborigineの宇宙観や創世、祖先、宗教や社会についての掟、

などに関する物語を包括的に指すらしい。

P7130001

作品の中でも、カンバスを4枚連ね8メートルにもなる

最晩年の大作「大地の創造」は、

青や緑、黄色などを大胆に使ったもので、

圧倒された。

80歳代の女性に

みずみずしい感性と

圧倒するパワーが

宿っていたのには驚きだ。

人間の底知れぬ可能性に

気付かせてくれた。

|

« 真珠の女 | トップページ | 本「落語の国からのぞいてみれば」 »

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/215034/41823821

この記事へのトラックバック一覧です: Emily Kame Kngwarreye:

« 真珠の女 | トップページ | 本「落語の国からのぞいてみれば」 »