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2008年7月 9日 (水曜日)

本「よって たかって 古今亭志ん朝」

 (文春文庫、志ん朝一門

  古今亭志ん朝の直弟子、

志ん五、志ん橋、八朝、志ん輔、才賀、志ん馬、朝太が

亡き師匠の思い出を座談形式で語った。

志ん朝の人柄がしのばれるエピソードがあふれている。

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弟子に稽古をつける。

大きな声ではっきりと、が基本だよ。第一、お客さんはお前たちの噺なんか

聴きにきてないんだから。これは上手下手関係ないんだ。

どんなに上手くったて、聞こえないんじゃなんにもならない

「あのなあ、一番身近な人をいい気にさせられなかったら、芸人になれないよ」

 志ん朝は「古今亭朝太の会」「二朝会」「三百人芸上/志ん朝の会・志ん朝七夜」

「大須演芸場/古今亭志ん朝独演会」の4つの会を中心に

200の噺を高座にかけているが、

このうち約70の噺を生涯をかけて磨いた。

 志ん朝はテレビで、

志ん生に「3年間落語だけをやってみろ。

俺は3年間落語だけをやった。

その後は飲む、打つ、買うばかりだったけど」

と言われたという話をした。

その後しみじみと、

「3年は長いですねえ」

 志ん朝が、肺がんで闘病生活をした際の

弟子たちの思いには泣ける。

 巻末に付いている「主要演目一覧」が便利だ。

(543円+税、2008年6月10日)

 

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