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2008年9月 6日 (土曜日)

本「銀齢の果て」

 (筒井康隆、新潮文庫

 少子高齢化で高齢者の増加に手を焼いた政府が

新たな解決策を打ち出す。

70歳以上の老人に殺し合いをさせる

「シルバー・バトル」制度だ。

日本国中、都会でも田舎でも

生き残りをかけた殺し合いが始まる。

各地区で生き残れるのはひとり。

生き残った老人たちは政府への

反乱を企てるが・・・・・・

    Gin

 身の毛がよだつとはこのことだ。

人間の尊厳とはなにかを考えざるを得ない。

長生きは悪なのか、というテーマは

「楢山節考」にも通じるものがある。

筒井がこの小説を書いたのは

「後期高齢者医療制度」がクローズアップされる前。

近未来を予言した小説といえよう。

筒井ならではのドタバタギャグが

あちこちにちりばめられているのが

救いか。

(514円+税、2008年8月1日)

 

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