映画「次郎長三国志」(2008年、日)
★★★☆☆
マキノ 雅弘監督の任侠時代劇シリーズを
甥のマキノ雅彦(津川雅彦)がリメーク。
◇
幕末の清水湊。
お蝶(鈴木京香)と祝言をあげたばかりの
清水の次郎長(中井貴一)は子分を連れて、
渡世の旅に出る。
一皮むけて旅から帰った次郎長は
やがて近隣に名をとどろかす大親分に成長する。
しかし、それを快く思わないのは、
甲州で一大勢力を誇る黒駒の勝蔵(佐藤浩市)だ。
石松の宿敵でもある極悪人の三馬政(竹内力)や、
恩をあだで返す久六(蛭子能収)なども入り乱れ、
ピンチを迎える次郎長一家。
敵に鉄砲で撃たれたけががもとで、
お蝶が息を引き取ると、
次郎長たちは、
黒駒の勝蔵に勝負をかける・・・・・・
◇
マキノ雅弘の東宝版(1950年代)で9本、
東映版(1960年代)で4本にもなるシリーズを、
うまく1本に圧縮している。
大政(岸部一徳)、法印の大五郎(笹野高史)、
森の石松(温水洋一)、追分政五郎(北村一輝)らの
子分も個性的だ。
人の良さそうな中井喜一の次郎長が
「大馬鹿者でござんす」というのには苦笑した。
青い空、富士山を背景に茶畑の中を歩く
旅姿の次郎長と子分たち。
バックに流れる宇崎竜童の主題歌が小気味よい。
「角川シネマ新宿」で。
[監]マキノ雅彦
[原]村上元三
[脚]大森寿美男
[音][歌]宇崎竜童
[出]中井貴一、鈴木京香、北村一輝、
温水洋一、近藤芳正、笹野高史、
岸部一徳、竹内力、佐藤浩市
[上映時間]126分
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