映画「アキレスと亀」(2008年、日)
★★★★★
北野武監督の14作。
芽の出ない画家と妻の物語。
◇
群馬県で製紙製糸工場や銀行を経営する父親(中尾彬)のもと
好きな絵を自由に描いていた倉持真知寿(吉岡澪皇)。
だが、父の会社が倒産、
父は芸者と心中してしまう。
叔父(大杉漣)の家に引き取られた真知寿は、
父の後妻、春(筒井真理子)の自死も乗り越え、
絵を描くことに熱中する。
青年になった真知寿(柳憂怜)は、
勤め先の事務員、幸子(麻生久美子)が唯一
自分の芸術を理解してくれることを知り、
結婚、マリ(徳永えり)が生まれる。
画商(大森南朋)のアドバイスを受けたり、
美術学校の仲間と実験的な作品を作ったりしてみるが、
相変わらず世間の評価は得られない。
中年になった真知寿(ビートたけし)と幸子(樋口可南子)は、
商店街のシャッターに絵を描いたり、
交通事故で死にかけている人を描くなど、
奇行に走る。
そんな両親の行動に絶望したマリは自殺、
幸子も真知寿のもとを去る。
真知寿は焼身自殺しようとするが、
死に切れない。
病院から退院した真知寿のもとに現れたのは・・・・・・
◇
タイトルは、古代ギリシアの哲人ゼノンの
「足の速いアキレスは、遅い亀に追いつくことはできない」
というパラドックスからとった。
映画のラストで「アキレスは亀に追いついた」と説明されるが・・・
北野監督の作品としてはわかりやすい。
人が大勢死ぬなど暴力的なシーンや
ブラックユーモアは相変わらずではあるが。
中年になった真知寿夫妻の、
すさまじいばかりの創作活動を観ているうちに、
涙と笑いが同時に出てきた。
隅田川沿いのラストシーンも感動的だった。
それにしても、真知寿役の3人の役者が、
全然似ていないのには苦笑。
「テアトル新宿」で。
[監]][脚][編]北野武
[音]梶浦由記
[出]ビートたけし、樋口可南子、柳憂怜
麻生久美子、中尾彬、伊武雅刀
大杉漣、大森南朋、筒井真理子
吉岡澪皇、円城寺あや、徳永えり
[上映時間]119分
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» アキレスと亀 [☆彡映画鑑賞日記☆彡]
『スキ、だけど。 スキ、だから。』
コチラの「アキレスと亀」は、北野武監督の14作目となる9/20公開の最新作で、”夢を追いかける夫婦の物語。”なのですが、早速観て来ちゃいましたぁ〜♪思わず笑っちゃうような北野監督らしいブラック・ユーモアに溢れ、静かに流....... [続きを読む]
受信: 2008年9月23日 (火曜日) 08時42分
» アキレスと亀 [映画通信シネマッシモ☆プロの映画ライターが贈る映画評]
夫婦愛の形を借りた芸術残酷物語だ。画家の真知寿(まちす)は妻の支えで絵を描き続けるが、まるで評価されない。やがて夫婦は奇行に走るようになる。絵のことしか頭にない真知寿と彼がとり憑かれている芸術は、いわば怪物。献身的な妻でさえ、夫がアーティストでなかったら....... [続きを読む]
受信: 2008年9月23日 (火曜日) 10時05分
» アキレスと亀+大久保清 [佐藤秀の徒然\{?。?}/ワカリマシェン]
公式サイト北野武監督。ビートたけし、樋口可南子、柳憂怜、麻生久美子、中尾彬、伊武雅刀、大杉漣、筒井真理子、吉岡澪皇、徳永えり、大森南朋。この、車に乗ったベレー帽のビートたけしって、連続殺人犯大久保清そのまんまじゃないか。彼はテレビドラマ昭和四十六年 大久保...... [続きを読む]
受信: 2008年9月23日 (火曜日) 19時36分
» 「アキレスと亀」を観る [紫@試写会マニア]
世界のキタノ作品会心の一作、と前評判の高い「アキレスと亀」を観てきました。
監督一連の作品の大きな特徴といわれる美しい映像“キタノブルー”や、劇中たびたび登場人物の見舞われる「死」の連続。あまり監督作品を多く観ていない私でも、全編に流れる静かで不気味で、でも穏やかな世界観を十分に感じることが出来ました。
↓ここからネタばれあり、アートと笑いの刹那感は文字に出来ず。
真知寿(まちす)は群馬のお金持ち・倉持家の一人息子。家は大きな養蚕事業等を営んでおり、その名声・財力はその土地で「縦を横、... [続きを読む]
受信: 2008年9月23日 (火曜日) 19時50分
» アキレスと亀 [だらだら無気力ブログ]
画家になることを夢見るものの一向に売れない画家とその夫に献身的に 支える妻との歩みを描いたドラマ。少年・真知寿は、自宅に来た画家に絵を褒められ、ベレー帽をもらう。 依頼、真知寿は画家になることを夢みて、絵以外のことには興味をもたなく なってしまう。実家が破産..... [続きを読む]
受信: 2008年9月23日 (火曜日) 22時50分
» 『アキレスと亀』 [cinema!cinema! ミーハー映画・DVDレビュー]
CLUB Cメンバーの限定試写会に当選したので、京橋テアトル試写室に北野武監督最新作『アキレスと亀』の試写会に行ってきました。
********************
裕福な家庭に生まれながら、突然の両親の死によってひとりぼっちになってしまった真知寿(まちず)少年。それ以来、彼は... [続きを読む]
受信: 2008年9月24日 (水曜日) 01時25分
» 『アキレスと亀』 [唐揚げ大好き!]
スキ、だけど。
スキ、だから。
■裕福な家庭に生まれた真知寿は、幼い頃から絵を描くことが大好きで、“画家になる”夢を抱いていた。しかし、ある時父の会社が倒産し、さらに突然両親が自殺したことで環境が一変。芸術に無理解な叔父の家に預けられ、辛く孤... [続きを読む]
受信: 2008年9月24日 (水曜日) 04時22分
» 『アキレスと亀』 [京の昼寝〜♪]
□作品オフィシャルサイト 「アキレスと亀」 □監督・脚本・編集 北野武 □キャスト ビートたけし、樋口可南子、柳憂怜、麻生久美子、中尾彬、伊武雅刀、大杉漣、円城寺あや、吉岡澪皇、徳永えり、大森南朋■鑑賞日 9月20日(土)■劇場 TOHOシネマズ川崎■cyazの満足度 ★★★(5★満点、☆は0.5)<感想>
絵を描くのが大好きだった真知寿という人間の人生を、少年時代、青年時代、中年時代の三代にわたり描いた作品。 倉持真知寿 中年時代(ビートたけし)、青年時代(柳憂怜)、少年時代(吉岡澪皇) 倉持... [続きを読む]
受信: 2008年9月29日 (月曜日) 12時16分
» 【映画】アキレスと亀 [新!やさぐれ日記]
■動機
見たいという人がいたので
■感想
教育を受けられる機会を逸した少年の悲しい人生?
■満足度
★★★★☆☆☆ そこそこ
■あらすじ
絵を描くのが大好きな少年・真知寿(吉岡澪皇)は、自宅を訪れた画家に自分が描いた絵をほめられて、赤いベレー帽をもらう。真知寿は、その日から画家になることを夢見て毎日のように絵を描くようになる。そんなある日、父親(中尾彬)の会社が突然倒産して両親が立て続けに自殺を図ってしまい、真知寿の人生は暗転する。
■コメント
本筋は分かりやすかった。
それ... [続きを読む]
受信: 2008年9月30日 (火曜日) 19時29分
» アキレスと亀 ブラックユーモアも吹き飛ぶ厳しさの果てにあるものは [もっきぃの映画館でみよう(もっきぃの映画館で見よう)]
タイトル:アキレスと亀、製作:オフィス北野
ジャンル:芸術家の転落物語/2008年/119分
映画館:TOHOシネマズ二条(68席)16:30〜、
かなり入ってましたがプレミアスクリーンでの1日1回上映。
鑑賞日時:2008年10月4日(土)
私の満足度:75%
オススメ度:65%ちょっと残酷なので見に行く方は覚悟を。
北野武監督作品は昔さけていたこともあってまだ4本目だが過去3本は
いずれもわからなかったというのが正直なところだ。一番印象に残って
いるのは「監督・ばんざい!」の蝶天ラ... [続きを読む]
受信: 2008年10月 5日 (日曜日) 22時12分
» アキレスと亀&UAE [別館ヒガシ日記]
アキレスとは劇場で先月18日に鑑賞したが
結論は美術は嫌いだが言いたい事は分るね
内容は絵を描くのが大好きな主人公の真知寿の
人生を絵を描きながら進む夫婦の展開だね
俺は昔から美術は大嫌いで全くヤル気が無いが
絵を見るのは好きと言う変わった性格だった... [続きを読む]
受信: 2008年10月 9日 (木曜日) 21時02分
コメント
初めてお邪魔します。
この映画全く理解できなかったのですが、いくつか教えて下さい。
「群馬県で製紙工場」とありますが、これは何処かで説明があったのでしょうか?「蚕が全滅」とのセリフがありますので、絹織物製糸工場だと思うのですが・・・。
「絶望したマリは自殺」も、何か自殺をほのめかす演出があったのでしょうか?私は勝手に、援交絡みで事件に巻き込まれて、と想像していました。
「北野監督の作品としてはわかりやすい」とありますが、私には誰が誰に追い付いたのか理解できませんでした。北野作品はほとんど観ていませんので、どうも判りません。初心者的質問で申し訳ないのですが、お教え頂ければ幸いです。
投稿: 諸葛亮 | 2008年9月23日 (火曜日) 11時04分
>諸葛亮さま
ご指摘の通り「製紙工場」の誤変換でした。ありがとうございます。
訂正しておきます。
周囲の人が次々自死しているため、マリも自死したのかと思いました。確かに死亡の原因は描かれていなかったですね。
例えば、売れない役者を主人公にした「TAKESHIS'」(2005年)と比べると格段にわかりやすいと思います。「誰が誰に追いついたか」。私もよくわかりません。「真知寿」が「真の芸術家」になった、ということでしょうか。違うかな?
投稿: 富久亭 | 2008年9月23日 (火曜日) 14時51分
お返事ありがとうございます。
なるほど、誰が誰にでは無く、真知寿自身の中での変化と考えた方が理解できそうです。
投稿: 諸葛亮 | 2008年9月24日 (水曜日) 15時20分
>諸葛亮さま
これからもよろしくお願いします!
投稿: 富久亭 | 2008年9月25日 (木曜日) 06時50分