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2008年11月13日 (木曜日)

古今亭志ん生と、小林秀雄と

 月刊「新潮」12月号が

特集「小林秀雄の『響き』」を組んでいる。

     Sinncho

 小林秀雄の講演を抜粋収録したCDが付いているほか、

脳科学者、茂木健一郎さんと、

小林秀雄の孫である白州信哉さんの

対談が載っている。

対談の中で、茂木さんが

「小林秀雄の講演は古今亭志ん生の落語だ」と

しきりに言っているのが不思議だった。

小林秀雄と古今亭志ん生、

風貌は全然似ていないんだがなあ。

CDで小林秀雄の肉声を初めて聞いてみて

なるほどと納得した。

ちょっと甲高い声質がそっくりなほか、

間の取り方や話す速度などもに実に似ているのだ。

茂木さんは「小林さんの講演のまず素晴らしいところは、

やっぱり音楽として非常に魅力的なんです」

といっている。

CDの中では、

「個性について」と題した講演で、

病気という自分の個性の限界と戦って、普遍に至った

画家ゴッホのエピソードが印象に残った。

「私の鼻がとんがっている」という誰にでもあるスぺシャリティではなく、

強制されたものを努力の末克服した芸術家のオリジナリティ。

心にしみとおる言葉だ。

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