本「クルマは家電量販店で買え! 価格と生活の経済学」
2007年に出版された
「スタバではグランデを買え! 価格と生活の経済学」の続編。
前著に続いて今回は
自動車、高級レストランのランチ、
大学の授業料など
生活に密着したモノ・サービスのほか、
二酸化炭素の「排出権取引」も取り上げた。
相変わらず本のタイトルはナンだが、
経済学者の著者が「裁定」「ゲームの理論」といった
経済学の理論を応用して、
ていねいに説明している、まっとうな本だ。
興味を引いたのは
「将来車の価格は長期的には下がる可能性が大きい」、
「レストランが赤字覚悟で格安のランチを提供している場合でも、
しっかりと利益を確保している場合が多い」というあたり。
提言として、
「海外から労働者を受け入れないと労働力が不足するなら、
職種・技能などで選別せずに受け入れたほうが良い」、
「国立大学の値上げと、ある適切な政策を組み合わせれば
むしろ、全体的には大学の授業料の大幅な値下げにつなげられるし、
学歴社会の緩和にもつながる」というのも挙げている。
反対意見もいろいろ考えられるが、
これも興味深い議論だ。
(1600円+税、2008年11月7日)
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