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2008年11月10日 (月曜日)

山の巨人たち

 昨日、新国立劇場で演劇「山の巨人たち」

(I Giganti della montagna、1937年)を観た。

ノーベル賞を受賞したイタリアの作家、

Luigi Pirandelloの遺作にして未完の作品である。

現実と夢、

人生と芸術、

個人と社会、

などの対立をテーマにした幻想的な物語だ。

 山奥にある「不運」と呼ばれる別荘が物語の舞台。

屋敷の主、魔術師コトローネ(平幹二朗)が

「まがまがしい者たち」と暮らしている。

ある日、別荘に落ちぶれた旅芸人の一座がやって来る。

伯爵夫人と名乗る座長のイルセ(麻実れい)は

正気と狂気を行き来している女性だ。

別荘に泊まった一座は夢の中で不思議な

体験をする。

戯曲はここで未完となり、

この後は、コトローネが一座に、

山の巨人の結婚式の余興に

劇の上演を勧める・・・

という物語らしい。

シンプルで幻想的な舞台で、

骸骨の人形たちが

バイオリンやアコーディオンを奏で、

ダンスを踊る

夢のシーンが印象に残った。

コトローネがいう。

「夢は我々の知らないうちに、

我々の外に出て動き出すのです」

夢は、昼間の行動の記憶を編集して、

整理する現象ともいわれるが、

夢は外に飛び出して現実の中を動き回ったりもするのだなあ。

「山」とは何か、

「巨人」とは何か。

考えこんだ。

     Yamano

キャスト

平幹二朗、麻実れい、手塚とおる、田中美里、
綾田俊樹、田根楽子、大鷹明良、植本潤、
及川 健、久保酎吉、渕野俊太、細見大輔、
大原康裕、真織由季、佐伯静香、小春、澤田若菜

スタッフ

作:ルイジ・ピランデルロ
翻訳:田之倉稔
演出:ジョルジュ・ラヴォーダン

美術:ジャン・ピエール ヴェルジェ
照明:ジョルジュ・ラヴォーダン
音楽:久米大作
音響:黒野 尚
衣裳:ブリジット・トリブイヨワ
ヘアメイク:鎌田直樹
振付:夏貴陽子
演出助手:保科耕一
舞台監督:藤崎 遊

芸術監督:鵜山 仁

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