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2008年11月23日 (日曜日)

映画「ブラインドネス」(2008年、加・ブラジル、日)

    ★★★★ ☆

 視界が真白になって失明する感染症のパンデミック(大流行)

に襲われた人類を描いたSF。

原題は「Blindness」。

     ◇

 車を運転していた日本人男性(伊勢谷友介)が

突然「白い闇」に襲われ失明した。

妻(木村佳乃)と眼科医(Mark Ruffalo)を訪れるが、

原因はわからない。

やがて眼科医にもこの症状が移り、

「白い闇」は徐々に社会に蔓延してゆく。

政府は、この症状を伝染病と認定、

感染者を旧精神病院に隔離する。

眼科医の妻(Julianne Moore )は、

目が見えるのを隠して

眼科医とともに隔離されることを選ぶ。

病院生活では、

極限状態におかれた人間の醜さ、非情さが

浮き彫りになる。

  ◇

 今年本邦で公開された「The Happening 」(2008年)や

昨年の「I Am Legend」(2007年)に似たテーマの映画だ。

観客には、

「白い闇」の原因が知らされないだけに不気味だ。

人間の醜さもリアルに描かれている。

物語の最後は、

眼科医夫婦が日本人夫婦らとともに

病院を抜け出し、

自宅に戻ってから起こる

ある出来事だ。

感動する人がいる一方、

安易な結末で白けるという人もいそう。

評価の分かれるラストだ。

「新宿ピカデリー」6で。

     Blindness

[監]フェルナンド・メイレレス
[原]ジョゼ・サラマーゴ
[脚]ドン・マッケラー
[出]ジュリアン・ムーア、マーク・ラファロ、
 アリス・ブラガ、伊勢谷友介、木村佳乃、
 ガエル・ガルシア・ベルナル
[上映時間]122分

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コメント

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。

投稿: 電話応対のマナー | 2012年8月18日 (土曜日) 15時06分

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