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2009年3月 9日 (月曜日)

映画「ダウト あるカトリック学校で」(2008年、米)

     ★★★☆☆

 John Patrick Shanley監督が

トニー賞とピュリッツァー賞に輝く自身の舞台劇を映画化。

原題は「Doubt」。

     Doubt

 1964年、ニューヨーク・ブロンクスのカトリック学校。

校長のシスターAloysius Beauvier (Meryl Streep )は

厳格な指導方針で学校を運営していた。

一方、同校のBrendan Flynn 神父(Philip Seymour Hoffman )は、

民主的な指導で子どもたちの人望が厚かった。

ある日、シスターJames(Amy Adams )の言葉をきっかけに、

校長はFlynn 神父に疑惑を抱く。

学校初の黒人児童Donald Miller(Joseph Foster )に

Flynn 神父が

みだらな行為をしたのではないかと疑ったのだ。

神父は否定するものの、

校長は執拗に神父を問いただす。

校長の疑惑は確信に変わり、

ついには神父を学校から追い出してしまう。

しかし、雪の降る中ベンチに座り、

自分は本当に正しかったのか、

と悩む校長であった。

     ◇

 Meryl Streepの

エキセントリックで狂気すら感じさせる校長には

背筋がぞっとした。

この女優は、

 「Mamma Mia!」(2008年)の現代的で陽気な熟年女性から

本作のくそまじめな校長まで、

演技の幅が本当に広い。

Philip Seymour Hoffmanも

校長に対抗する理知的で柔和な神父をうまく演じていた。

オリジナルの舞台を見てみたい。

「TOHOシネマズシャンテ」1で。 

[監][案][脚]ジョン・パトリック・シャンリィ
[出]メリル・ストリープ、フィリップ・シーモア・ホフマン、
 エイミー・アダムス、ビオラ・デイビス
[上映時間]105分

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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

富久亭さん、ご無沙汰しています。
ダウト、夫が舞台作品を演出しました。
映画ではまた違った雰囲気だそうですね。
私もこれから観にいってきます

投稿: ちろ | 2009年3月 9日 (月曜日) 23時14分

>ちろ様
 お元気ですか。お久しぶりです。
相変わらずご活躍のようですね。
 ご主人が演出した「ダウト」、
観てみたかったです。
映画と舞台はまた違うのでしょうね。
 季節の変わり目、
お体にお気をつけください。

投稿: 富久亭 | 2009年3月10日 (火曜日) 07時12分

TBさせていただきました。
2人の巨匠の対決は迫力ありました。

投稿: かめ | 2009年3月15日 (日曜日) 08時09分

>かめ様
 TBありがとうございました。
対立する2人の間で悩むJames(Amy Adams )も
良かったですね。

投稿: 富久亭 | 2009年3月15日 (日曜日) 10時13分

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