カテゴリー「文化・芸術」の11件の記事

2008年5月10日 (土曜日)

エミール・ガレ

 六本木のサントリー美術館で

展覧会「ガレとジャポニズム」を観た。

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フランスのアール・ヌーヴォー期を代表するガラス工芸家、

Charles Martin Émile Galléが、

こんなに日本に影響を受けていたとは。

驚いた。

どの作品も美しかったが、

「ひとよ茸」の形をしたランプが

とりわけ幻想的だった。

うちふるえる蜻蛉を愛する者これをつくる

Galléの言葉だそうだが、

どういう意味だろう。

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2008年5月 7日 (水曜日)

美の女神 in 上野

 上野の国立西洋美術館で

「ウルビーノのヴィーナス展」を観る。

ルネッサンス期のイタリアの画家Tiziano Vecellioが描いた

The Venus of Urbino(1538年)が展覧会の目玉だ。

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 Urbino公の注文で描かれたから

The Venus of Urbinoである。

公式ホームページによると、

横たわっている裸婦がヴィーナスだという根拠は

画中に描き込まれたバラやミルト(窓辺の鉢植え)といった象徴

に注目するなら、画中の女性はやはりヴィーナスと解釈するのが妥当であろう

である。妥当か?

しかし、裸婦がヴィーナスか否かは別にしても、

謎の多い絵ではある。

右奥に描かれた奥の2人の女性は何をしているのか?

特に左の女性は箱の中にある何かを探しているように見える。

箱の中に何が?

また、深緑のカーテンが画面右側だけに

かかっている理由は。

右側に見せてはいけないものがあるのか・・・

謎は深まるばかりだ。

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2008年4月30日 (水曜日)

Modigliani 

 昨日、六本木の国立新美術館で開催中の

「モディリアーニ展」に行った。

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Amedeo Clemente Modiglianiはイタリア出身で、

20世紀初めのフランスで活躍した

エコール・ド・パリを代表する画家だ。

国内では過去最大規模というModiglianiの展覧会では、

女性の肖像画が多く展示されていた。

それもそのはず、

風景画はほとんど描いていないという。

写真中央の赤毛の娘は

後の妻となるジャンヌ・エビュテルヌだ。

彼の描く肖像画には、

目玉を描かず白眼だけのものが多いが、

これは初期に彫刻家を志した

影響だという。

どの肖像画も首がキリンのように長い理由は

さっぱりわからなかった。

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2008年2月17日 (日曜日)

ロートレック展

 六本木のサントリー美術館で「ロートレック展」を見た。

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19世紀末のパリの歓楽街に暮らす人々を

描き続けたHenri de Toulouse-Lautrec。

キャバレーやカフェのリトグラフのポスターが有名だが、

案外大きいものなのですね、

大人の身長ぐらいある。

有名な「ディヴァン・ジャポネ」は、

ディヴァン・ジャポネ(日本の長椅子)という

演芸喫茶のポスターだ。

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昔のパリの喫茶店にはコメディアンや音楽家が

芸を見せる形式の店があったらしい。

 Toulouse-Lautrecの絵には肖像画も多いが、

モデルを必要以上に写実的に描いたことから、

モデルになった女性から苦情が出たらしい。

会場に並べてあったモデルの写真と

Toulouse-Lautrecの絵を

見比べると、

「そりや苦情もでるわな」である。

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2008年2月15日 (金曜日)

ルーヴルのタペストリー

 先の3連休中、上野の森の都美術館で
「ルーヴル美術館展 フランス宮廷の美」を見た。

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 革命前のフランス王室の、
贅の限りを尽くした品々に圧倒された。

中でも目を引いたのがタピストリー。
4畳半ほどの大きさの「オペラ悲劇と喜劇の舞台」を表したものや、
なぜかドン・キホーテの図柄の連作(287×34センチ)もあった。

ドン・キホーテの図柄のものは、

1785-1787年、ルイ16世の時代に作られたもので、

1センチに付き10本くらいの糸が使われているという。

 「Wikipedia」によると、
装飾的なタペストリーが中世ヨーロッパで
隆盛を極めた一つの理由に、
ポータビリティがあげられる。
王たちや貴族たちは
屋敷や別荘や旅先へ
タペストリーを丸めて持ち運び、
到着すると壁に掛けて楽しんだ。

また冬の間、
防寒用として熱を逃がさないために
城の部屋の壁にタペストリーを
飾ることもあったという。

防寒用か。
フランスの城も寒そうだからなあ。

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2007年12月 1日 (土曜日)

フィラデルフィア美術館展

 アメリカの国力を思い知らされた感じだ。

「フィラデルフィア美術館展 印象派と20世紀の美術」を

上野の森の東京都美術館で観た。

Philadephia_museum_of_art (映画「ロッキー」の撮影地にもなった)

 フィラデルフィア美術館(The Philadelphia Museum of Art)は

1876年に万国博覧会をフィラデルフィアで開催したのがきっかけとなり、

できたそうだ。

 建国から100年を経た、

かの国は経済的に昇り調子で金持ちも大勢生まれた。

富豪の何割かは、美術の収集に情熱を注ぐコレクターとなり

そうした個人の寄贈で、

コレクションが完成したという。

 25万点の美術品のうちどれだけかは知らないが、

個人の寄付というところがすごい。

真似できるものではない。

 展覧会では、19世紀後半から20世紀の西洋美術史の

流れを辿る77品を展示しているが、

そのうちいくつかに強い印象を抱いた。

 ピエール=オーギュスト・ルノワールの「ルグラン嬢の肖像」。

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 絵が描かれたとき、8歳だったという少女。

幼子のように頬は赤いが、

妙に大人びてもいる。

こちらをじっと見つめているようでもあり、

横目で右にある何ものかを見ているようでもある。

 ジョルジョ・デ・キリコの「占い師の報酬」は

タイトルも不思議だが、絵そのものも謎めいている。

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 遠くに汽車が走り、古代ギリシャの若者風の男が寝ている。

時計は2時近くを指しているが、

日中なのか、月の明るい夜中なのか。

ここはいつの時代の、どこで、男は何者で、何をしているのか。

そもそも「占い師の報酬」とは。

男が占い師なのか。

見れば見るほど不思議な絵であった。

 モディリアーニの「ポーランド女の肖像」。

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 キリンのような長い首をかしげている。

人ごとながら、

肩が凝って困るだろう。

 (ルノワールとキリコ、モディリアーニの絵はフィラデルフィア美術館のホームページから)

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2007年11月 1日 (木曜日)

フェルメールの「牛乳を注ぐ女」を見る

 六本木の国立新美術館で

「フェルメール『牛乳を注ぐ女』とオランダ風俗画展」を見た。

 ヨハネス・フェルメール(Johannes Vermeer

は17世紀のオランダの画家だ。

ありふれた庶民の日常を描いた風俗画で知られる。

「牛乳を注ぐ女」(The kitchen maid) もタイトル通り、

女中と思われる女性が牛乳を注いでいる構図の、

約45センチ四方の小品だ。

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 落ち着いた色彩で、

静けさが漂ってくるような絵だ。

穏やかな心持になってくる。

 遠近法の利用など

テクニックを多様した絵ではあるらしいが、

そうした技法の存在を

感じさせない。

 同時期にオランダで活躍した

レンブラントとは対照的な画風だ。

展覧会には

こんな市井の人を描いた絵がいっぱいあった。

 17世紀のオランダ人の生活など

想像してみたことはなかったが、

おっさんとおばさんが酔っ払って管を巻いている絵

ヤン・ハーフィクスゾーン・ステーン

「酔っぱらった男と女=The drunken couple=」

などを見ると、

21世紀の東京あたりの光景と

あまり変わらないなあと思い、

何だかおかしかった。

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2007年9月30日 (日曜日)

屏風とBIOMBO

 屏風と言えば

日本古来の美術品だが、

それが「BIOMBO」(ビオンボと読む)という

スペイン語やポルトガル語になっていたとは、

サントリー美術館の展覧会「BIOMBO/屏風 日本の美」を

見るまでは知らなかった。

 しかも、屏風に描かれたモチーフは

戦国時代の合戦や花鳥風月だけでなく、

「レパント戦闘図」

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「世界地図」

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なんてものまである。

 まるで西洋絵画を見ているような

不思議な感覚に襲われる。

 同展は10月21日まで。

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2007年9月19日 (水曜日)

最近の文化祭

 秋の文化祭シーズンである。

連休中、息子の高校の文化祭に行った。

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 「映画上映」の看板が目に付いたので、

のぞいてみる。

 最近の学生映画は

ビデオで撮るんですね。

編集もパソコンでやり、

DVDで上映する。

 おっさんの頃に比べて

技術はずいぶん進歩したもんだ。

映像と音声をシンクロさせるのに

苦労した30年前が

懐かしい。

 しかし、内容はというと・・・

どうもさえない。

お話も中途半端だし、

撮影の技術も未熟だ。

こちらはあまり進歩していないらしい。

学生諸君、

がんばってくれたまえ。

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2007年8月12日 (日曜日)

六本木で滝を見る

 連日35度を超える暑さである。

少しでも涼をとろうと、

東京ミッドタウンの「サントリー美術館」に、

江戸時代中期の絵師、円山応挙が書いた

「青楓瀑布図」を見に行った。

Img_large02 写真は「サントリー美術館」ホームぺジより

 シンプルな構図だが、

滝壺の波の中から黒い石が

顔をのぞかせている。

滝の勢いを感じさせるようだ。

 右上方には、

青楓であろう枝が見える。

緑の葉っぱがなにやら

涼しげだ。

 お盆には海山に遠出する

予定はないが、

この掛け軸を見て、しばしひんやりした気分になった。

 「青楓瀑布図」を含む「サントリー美術館」の

開館記念展Ⅱ「水と生きる」は8月19日まで開催中。

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 他にも歌川広重の「東海道五十三次之内」など、

興味深いものが展示されていた。

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2007年7月24日 (火曜日)

インカのミイラ

 上野の森の国立科学博物館で

「インカ・マヤ・アステカ展」を見た。

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 世界遺産の宝庫である

中南米3大文明の中でも、

今回の展示の目玉は、

15世紀に現在のペルーを

中心に栄えたインカのミイラだ。

 やや小柄な成人男性と男の子の2体が

同じような毛糸の帽子をかぶり、

茶色い布につつまれて、

スポットライトの光を浴びていた。

http://www.3bunmei.jp/highlight/inca.html

 おごそかで神々しいものを

感じた。

 600年の時を隔てて、

地球の反対側に住む日本人に

見物されるとは、

2人とも夢にも思わなかっただろう。

 NHK番組の受け売りだが、

インカが短期間で勢力を拡大できた背景には

ミイラが関係しているらしい。

 乾燥した風土のインカでは、

死んだ人をミイラにする風習が発達した。

 王様が死んでも、使用人は続けてミイラの世話を

して、神輿にのってミイラは外出した。

まるでまだ生きているかように。

 もちろん領土は、死んだミイラの王様のもので、

次の王様は、他に領土を求めなければならなかった。

 このため領土を次々拡大せざる

をえなかったのだという。

 インカの人の死生観は、われわれのものとは

全然違ったものだっただろう。

 インカ人がそれを記録する文字を残さなかった

ことが、実に残念に思われる。

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