カテゴリー「落語」の58件の記事

2010年12月30日 (木曜日)

立川志らく独演会 25周年ファイナル

 日比谷の読売ホールで

立川志らく独演会。

談志師匠に入門して25周年を記念したもので、

演目は「鉄拐」、「鉄拐後日談 ~上海極楽(パラダイス)」。

「鉄拐」は落語には珍しく上海を舞台にした噺。

マクラでは、

数日前に同じ読売ホールで談志師匠が

「芝浜」を演じた時の様子を。

「鉄拐」はこんな噺。

上海に店を構える廻船問屋「上海屋」では

毎年創立記念日に芸人を呼んでショーを開いていた。

なんとか今年も皆が驚く芸の持ち主を探してこいとの

主人、唐右衛門の厳命に、

番頭が探してきたのが八仙人の一人、鉄拐。

腹の中から自分の分身を出す秘術に

上海中が沸いた。

それを見たある興行師が

これまた八仙人の一人である張果老をスカウト、

瓢箪から馬を出す芸で対抗させた。

頭にきた鉄拐は、

張果老の馬を盗んで飲み込み、

観客も腹に入れて見物させたが、

鉄拐の腹が痛む。

吐き出して見ると酔っぱらった張果老が

暴れていたのだった。

あらすじだけ書くと面白さがあまり伝わらないかもしれないが、

ギャグもふんだんにあり

抱腹絶倒だった。

続く「鉄拐後日談 ~上海極楽(パラダイス)」は、

その後のエピソード。

登場人物が多く、

筋があまり追えなかったが、

柳亭市馬師匠の歌も入り、

今年の笑い納めは充実したものとばった。

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2010年12月24日 (金曜日)

蘇った昭和の名人

 東銀座の東劇で、
「落語研究会 昭和の名人」。
今は亡き名人4人が
TBSのテレビ番組「落語研究会」に
出演した時の映像を、
映画にしたもの。
開口一番は八代目桂文楽の「明烏」。
1968年の第1回放映時の映像で、
これだけ白黒だ。
 続いて
古今亭志ん朝(若い)の「抜け雀」(1972年)。
よく通る声、
小気味よい語り口が
心地よい。
三席目は十代目金原亭馬生の「親子酒」(1978年)。
トリは、
三遊亭円生の「掛取万歳」(1973年)。
 4人が活躍した当時、
わしはまだ子供で、
4人とも寄席で見た覚えはない。
映像、音声ともクリアーで、
まるで4人が生で話しているかのようだった。
画面の中の観客の笑いにつられて、
映画をみているわしらも笑う。
半世紀の時間を隔てて
ひとつの空間を共有していることが、
不思議に感じられた。


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2010年11月13日 (土曜日)

志の輔独演会

 立川志の輔師匠の「第三回日の出寄席」、

有楽町の国際フォーラムホールCで。

開口一番は前座の志の彦さんの「牛ほめ」。

なかなか達者で、

面白かった。

志の輔師匠の新作「ディアファミリー」は、

勤続30年のお父さんが、

社長から記念品として鹿の頭のはく製をもらったことから、

家族が言い争いになるという噺。

仲入り後は、

松永鉄九郎さんの長唄に続いて、

志の輔師匠の古典「柳田格之進」。

凄みのある格之進であったなあ。

特に、最後の商人と番頭を手打ちにしようとする場面、

何度聞いても手に汗握る思い。

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2010年10月31日 (日曜日)

志らく独演会

 紀伊国屋サザンシアターで

「立川志らく独演会」。

志らく師匠の『立川流鎖国論』発刊を記念したもので、

志らく師匠に言わせれば、

きょうの客は

ディープなファンである「志らく右翼」ばかり。

初めに、

独自の解釈を加えた「新説・たちきり」。

オリジナルでは出てこない、

芸者の幽霊を登場させたもので、

人情噺ではなく

間抜けな男女の物語として、

話を再構築した。

続いて

短気な男と、のんびりした男の

ちぐはぐな会話を描いた「長短」。

休憩をはさみ、

立川流への質問、意見を客に書いてもらい、

志らく師匠が回答するイベント、立川流目安箱。

「談志師匠が死んだら立川流はどうなる」

「兄弟子の、志の輔、談春をどう思う」

などの鋭い質問が相次いだ。

立川流の内幕について

抱腹絶倒の話が聞けた。

「談志はピカソ、志の輔はルノワール、

志らくはシャガール」という

見立てが面白かった。

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2010年7月 3日 (土曜日)

会長の「天災」

 新宿末広亭の6月下席に行った。

夜の部主任は柳家小三治師匠師匠。

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先日落語協会の会長になったばかりだ。

舞台にあがって開口一番、

「目覚まし時計が直りました」

毎日起床時に使っている目覚まし時計を

修理に出したエピソードがまくらだ。

自分の声を録音したものがベル替りになる時計で、

家電量販店での店員とのやり取りが

目に浮かぶ。

噺の方は、短気の江戸っ子が神学の先生に諭される「天災」。

小三治師匠は会長になっても小三治師匠らしい

落語を聴かせてくれた。

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 この日はほかに

鈴々舎馬風、林家正蔵、柳家権太楼、三遊亭円丈、五街道雲助、

林家彦いち、ぺぺ桜井、柳家喜多八

らが出演していた。

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2010年1月11日 (月曜日)

志の輔らくご in PARCO 2010

 渋谷のパルコ劇場で

恒例、立川志の輔師匠の落語会「志の輔らくご in PARCO」。

正月にパルコで定期公演をやるようになって、

5年目だそうだ。

     P1100007

 開口一番は「身代わりポン太」。

公共工事削減方針のあおりを受けて、

村の観光誘致の目玉にしようと計画していた

タヌキ型の展望台の建設が途中で中止になった。

村長、県議、建設会社社長が

思案するなか、

おばあさんが出したアイデアで

ピンチを乗り切るという噺。

「踊るファックス二〇一〇」は、

「失恋で自殺する」という内容の

間違いファックスが、

新年セールのコピーを製作中の

薬屋さんに送られてきて・・・

という噺。

パルコ劇場ならではの

あっという落ちが見もの。

 中入りを挟んで

古典落語「中村仲蔵」。

90分近くに及ぶ熱演。

以前、国立大劇場で観た時のような

花道を使った演出はなかったが、

仲蔵が定九郎を演じる場面は

照明を使った演出が効果的で、

息をのんだ。

 最後はお囃子とともに

三本締め。

昨年の「志の輔らくご in PARCO」はこちらを。

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2009年12月27日 (日曜日)

六輔年忘れ2009 

紀伊国屋ホールで

「六輔年忘れ2009 神出鬼没新宿寄席」。

松元ヒロ、佐高信、永六輔、矢崎泰久、

北山修、三遊亭小円歌、小沢昭一。

今年の笑い収めだ。

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2009年12月20日 (日曜日)

雀々・志らく二人会

雀々・志らく二人会。

紀伊国屋サザンホール。

雀喜さんの「眼医者」の後、

志らく師匠の「芝浜」。

しんみりする夫婦愛の中に、オリジナルのギャグをちりばめた。

年の瀬にふさわしい話だ。

年末は「芝浜」を聞くことを恒例行事としたい。

初めて聞いた桂雀々師匠の噺は「地獄八景亡者戯」。

普通は上下に分ける噺を1時間以上にわたって熱演。

ギャグも盛りだくさんで爆笑の連続。

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2009年8月24日 (月曜日)

第536回「紀伊国屋寄席」に行ってきた。

第536回「紀伊国屋寄席」に行ってきた。

桂才紫「豆屋」、

柳家蝠丸「ふたなり」、

桂文楽「猫九」で仲入。

立川志らく「黄金餅」、

三遊亭円窓「山茶花咲いた」。

志らくの「黄金餅」は凄かった。

「山茶花咲いた」は往年の松竹映画風。

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2009年8月18日 (火曜日)

春風亭昇太師匠の落語会「オレスタイル」

 春風亭昇太師匠の落語会「オレスタイル」 。

立川生志師匠の「反対俥」に続き、

昇太師匠は

「看板のピン」、「そば清」、「宿屋の仇討」の3席でした。

「宿屋の仇討」は初下ろしのネタ。

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